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今月15日締切の「愛染帖」は17日午後に到着。今回の応募者279名。その830句余りと今朝から格闘。午後には選句完了、そして、PC入力は半分ほど終了。今回のものは川柳塔1月号に発表のためアップできず。11月号に掲載のものからベスト10句をご紹介。

  【 川柳塔11月号掲載・愛染帖 】

家族には内緒イチジク食べている  松山市  神野きっこ

(評)大好きなイチジク。一パック五個入りを買って、あと二個も残っている。堅実な主婦のチョッと気が引けるささやかな内緒。

車窓から見える物みな欲しくなる  弘前市  吉川ひとし

(評)目の前を飛び去る果樹園、田圃、邸宅、高級車、ビル等々、欲しいものばかり。人の欲に限りはないが、これはまた壮大!

本物はファンデーションのずっと下  佐賀県  真島久美子

(評)化粧とは文字通り「装って化ける」こと。さて、「ずっと下」の本物はどのようなものか? 見たいような見たくないような…。

赤飯に自慢話もついて来る  岡山県  紫 しめの

(評)祝い事につきものの赤飯。ゆかしい習わしの一つだが、自慢話が付いて来るのが難点。愛想よく相槌を打つのも浮世の義理か。

終活はゆったりお茶を飲んでから  羽曳野市  吉村久仁雄

(評)後顧の憂いが無いように、身辺を片付けておく終活。だが、終着駅はまだまだ先。ゆっくり「このひととき」を楽しもう。

断捨離へ通販が来て邪魔をする  海南市  堂上 泰女

(評)終着駅に向かって、身の周りを小ざっぱりしておこうと思っているのに、ついテレビショッピングの名調子に乗せられて…。

恬として不義理と恥の山に生く   交野市  田岡 久幸

(評)パーフェクトでないのはお互いさま。法律を守り、他人の暮らしに迷惑をかけていない限り、少々の事は「蛙の面に小便」だ。

女子会も敬老会も参加する  和歌山市  古久保和子

(評)敬老会には「何歳以上」という決まりがあるが女子会は自由。平均年齢70歳でも女子会。どこにでも顔を出して元気溌剌!

百までの予定を立てる誕生日  神戸市  上田 和宏

(評)昔は夢だった百歳だが、現在の我が国には六万人もいる。予定通り進むには飲食の節制と軽い運動、そして川柳でボケ防止。

迷い子を監視カメラは見てるだけ  橿原市  居谷真理子

(評)殺された中学生二人。明け方までさ迷う姿をカメラは写していた。不審者を認識して通報するシステムの開発は至難か?

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  1. 吉田陽子 on 2015年11月21日 at 8:33 AM :

    おはようございます。昨夜夫と二人テレビを観ていたら、「新家完司さんからいただきました」えっ?えっ!慌てて画面へ目をこらしました。イチョウの写真テレビ画面いっぱいに写っていたのでネットより迫力がありましたよ。よなごーのさんや、伯耆太郎さんはよく聞くお名前ですが、新家完司さんは初めてではなかったかと思います。あの時間帯を見る楽しみが一つ増えました( ^)o(^ )。

    • 新家 完司 on 2015年11月21日 at 9:33 AM :

      おはようございます。
      ご覧くださいましたか、ありがとうございます!
      はい、初めてのチャレンジでした。なんとなく「いけそう」と思ったので「NHK鳥取放送局」のホームページを探しました。
      名前をどうするか思案しましたが…、「いまさら恥ずかしくもない」と、そのまま出しました。でも、読み上げられて、ちょっと恥ずかしかった。
      次はいつ出すか分かりませんが、お楽しみに…。

  2. ケンジロウ on 2015年11月21日 at 8:02 PM :

    新家完司先生こんばんは、先生の著書「川柳の理論と実践」を読んでいたらP263に選者の心得についてページを改めて取上げます。と書いてありますが、その選者の心得がどこにも書いてありません。焼酎飲んでいる時にする話ではありませんが、この本はどうしても後世に残したい本なのでぜひ完成させてもらいたいです。お願いします。

    • 新家 完司 on 2015年11月21日 at 9:32 PM :

      こんばんは~、
      いま、おしんから帰ったところで、頭がボーとしています。(いつもボーとしていますが、いつもより倍ぐらい)
      それで、ふらふらしながら、P263 を開きました。確かに書いてありますね。丁寧にキッチリ読んでいただいて感激です。著者冥利に尽きます。
      この「選者の心得」については、P287~P294にかけて【選句力ー選句と披講】という項目で述べています。その7ページ分に、私の「選」に対する想いを述べています。今、見直したら、P291に「選句の心得」という項目がありますね。ここが「選句」のポイントです。
      おかげさまで、この本、2刷も完売。3刷は「改訂版」として出すことを計画しています。「ここは分かりにくかった」とか、「このような事を追加してほしい」というようなご要望がありましたら、遠慮なくお寄せください。

      • ケンジロウ on 2015年11月22日 at 9:50 AM :

        おはようございます。二日酔いの状態でする話ではありまが、問題のP263はこのまま読むと印象吟の選者の心得になってしまいます。
        この本は電子書籍化もしてほしい本です。板垣孝志さんも絶賛していました。私も川柳マガジンでずっと読んでいました。改定版を出すのなら良いタイミングではないでしょうか?ぜひご検討をお願いします。

        • 新家 完司 on 2015年11月22日 at 5:33 PM :

          返事が遅くなってすみません。コメントをいただいていること、先ほど気がつきました。
          最初の返事にも書きましたように、「選者の心得」については、P287~P294で述べています。もう一度ごらんください。もしも説明不足のところがありましたら、改訂版で加筆いたします。そうですね、電子書籍化するのもひとつの手ですね。考えてみます。

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