昨日から本日の夕刻にかけてこんこんと雪。今年は本当によく降る。明日はゆるむらしいが、もうこれっきりにしてほしいものである。
昨日から先ほどまで、「愛染帖」の選評にかかりっきり。今回の応募者は266名。やはり半数ほどが没。申し訳ないことである。今回のは4月号発表のため、2月号に掲載されたものからベスト10をご紹介。
【川柳塔2月号掲載 愛染帖】 ベスト10
左遷地と言うなよぼくの出身地 堺 市 澤井 敏治
(評)懐かしくも愛しい我が墳墓の地に対して何たることを! 海の幸や山の幸を満喫して、第二の故郷にしていただきたい。
たっぷりと眠った顔だ欲がない 和歌山市 古久保和子
(評)熟睡の余韻が残っている茫洋とした顔。野心や欲得の片鱗も見えない。が、現実に戻ると雑事雑念に揉まれて歪んでくるのだ。
「一歩前へ」家のトイレも貼ってある 大阪市 坂 裕之
(評)共同トイレなどでは見かけるが家では珍しい。亭主が汚すので奥さまが業を煮やしたのだろう。できるだけこぼさないように。
カレンダーだけはおニューになりました 羽曳野市 徳山みつこ
(評)家も家具も古いままだが「カレンダー」だけは新品。そして、そのカレンダーに記されている一日一日がピカピカの新品。
日帰り旅行トンネル出たり入ったり 鳥取市 近藤 秋星
(評)観光バスによる慌ただしい日帰り旅行。目的地までは高速道路を走るだけ。鳥取自動車道や中国自動車道はトンネルばっかり。
転んだら直ぐ起きなさい老けるから 吹田市 太田 昭
(評)躓いたり転んだりの人生。そのたびに意気消沈するのは誰しも同じだが、立ち直りの速さがその後の勢いに影響する。
自浄作用だけじゃどうにもならぬ皺 西予市 黒田 茂代
(評)誰にでも備わっている自然治癒力や自浄作用。擦り傷や下痢程度なら何とかなるが、歳月が刻む年輪だけは如何ともし難い。
お化粧の力を借りて外歩く 香芝市 大内 朝子
(評)介添えは要らない。杖もまだ要らない。しかし、素ッピンのままでは甚だ心許ない。お化粧さえバッチリ決まれば天下無敵だ。
不況でもデイサービスは忙しい 大阪市 太田としお
(評)円高などの影響によって、産業の空洞化が危惧されているが、高齢者向けの事業だけは健在。喜ぶべきか悲しむべきか…。
ボージョレがなんだ俺には森伊蔵 藤井寺市 鈴木いさお
(評)ワインは女性におまかせ。飲兵衛は芋焼酎に限る。入手困難な「森伊蔵」。一人で飲むと罰が当たる。入ったときは連絡を…。
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カレンダーだけはおニューになりました 羽曳野市 徳山みつこ
これ気に入りました。誰でも思うことなのに誰も書いてないですねえ。
またちょっとお借りします。(返せませんが…)
あきにゃんさん
選ありがとう。あと10回よろしくね。その間に一回は抜いてもらえるようがんばります。今年も懲りずに「咲くやこの花賞」出しました。咲二先生によろしく。
ありがとうございます。「誰でも思うことなのに、誰も書いていないこと」を書く。これ、私の信条の一つですが、選においても最重要ポイントとしています。
もちろん、全国で発表されている作品のすべてに目を通しているわけではありませんので、私が承知している範囲でのことですが。
にゃにゃ~ん(またまた)
たかこさん、またお会いしたいなあ、と思っています。
鈴鹿市民川柳大会には、一応行く予定にしています。(万一何かで都合がつかなくなったらごめんね)
「咲くやこの花賞」ご参加ありがとうございます。
瓦版は咲二会長を中心に、爽やかな空気の流れている、いい句会です。
大阪にお越しの折は、中央公会堂(完司先生いわく、日本一の句会場)にお立ち寄りくださいね。大歓迎。
完司先生、ごめ~ん。またまたこの場をお借りしてしまいました。