●「たまひよ」では、2005年から毎年赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ名前ランキング」を発表しています。今年も2019年1月～2019年9月に生まれた新生児17万1,111人を対象に、名前や名前の読み方、漢字などについての調査を行いました。2019年、最新の人気名前ランキングのダイジェストを紹介いたします。（たまひよ ONLINE）

●全体ランキング：男の子は「蓮」（昨年1位）、女の子は「陽葵」（昨年1位）男の子は「蓮」（昨年1位/主な読み「れん」）が、昨年に引き続き1位に。女の子は「陽葵」（昨年1位/主な読み「ひまり」）が4年連続1位で、男女ともに1位は昨年から変わりませんでした。また、男女ともに一文字の名前の人気が続き、特に男の子は、1位から5位まで一文字の名前になりました。

●「蓮」（主な読み「れん」）が、昨年に引き続き1位になりました。2008年から12年連続でトップ3に入る人気の名前です。蓮（はす）がしっかりと根を張る植物であることから力強さを感じさせ、また、短く呼びやすいことも人気の理由と思われます。男の子の名前では、「蓮」「律」「湊」「樹」「蒼」と年々増えてきた一文字の名前がついにトップ5を占めました。また、主な読みが2音、3音の名前の人気が定着しています。今年はさらにその傾向が進み、トップ50内にランクインした4音以上の名前は46位の「悠生（ゆうせい）」のみでした。

1位　蓮/れん（昨年1位→）
2位　律/りつ（昨年47位↑）
3位　湊/みなと（昨年6位↑）
4位　樹/いつき（昨年4位→）
5位　蒼/あおい（昨年8位↑）
6位　悠真/ゆうま（昨年13位↑）
6位　陽翔/はると（昨年2位↓）
8位　大翔/ひろと（昨年7位↓）
9位　新/あらた（昨年26位↑）
10位　大和/やまと（昨年29位↑）

●女の子では「陽葵」（主な読み「ひまり」）が、4年連続で1位となりました。真っすぐ空に向かって美しい花を咲かせるひまわりを連想させる名前で、真っすぐな明るい子に、という願いが込められていると思われます。9位の「澪（みお）」は令和生まれのみの集計では3位に。「令」という字が含まれていることが人気の理由だと考えられます。10位の「結月」（主な読み「ゆづき」）が初のトップ10入り。和の美しさを感じさせつつ、人との結びつきを大切にすることを願う「結」の字を使っていることが人気の理由かもしれません。女の子も、「凛」「紬」「葵」「澪」と4つの一文字の名前がトップ10にランクインしました。

1位　陽葵/ひまり（昨年1位→）
2位　凛/りん（昨年5位↑）
3位　芽依/めい（昨年2位↓）
4位　結菜/ゆいな（昨年5位↑）
5位　紬/つむぎ（昨年11位↑）
6位　咲良/さくら（昨年15位↑）
7位　莉子/りこ（昨年3位↓）
8位　葵/あおい（昨年4位↓）
9位　澪/みお（昨年5位↓）
10位　結月/ゆづき（昨年25位↑）

●正夫くん花子さんが懐かしいなあ。

今日は１１月２日（土）。晴れ、12～21度。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①秋の褒章（内閣府）。２年半前の思い出がよみがえります。②ラグビー　ワールドカップ日本大会　決勝（日産スタジアム）。私は１０妙蓮寺妙心殿で信行会。法話は妙福寺副住職鈴木悠元上人の「縁」。13時老人会の臨時役員会。ところで、４０年来の川柳仲間の後藤洋子氏から第２川柳句集「朱色探し」を拝受。ありがとうございます。こころに響き合う７０句を書かせていただいた。

●折りおり
急ぐ事もう無いけれど暇じゃない
忘れてもいいさ心が憶えてる
人嫌いだけどあなたを愛してる
凡人の幸妬まれる種がない
鉛筆を削りわたしを取り戻す
わたくしの毒に出番が無いように
明けぬ夜はないから無理を突っ走る
枠内で生きて老後に残る悔い
夢で会う故人は私より元気
道を説きひとりぼっちの膝を抱く
海へ出る嬉しい日より淋しい日
笑顔しか上げるものないから笑う
手探りで歩むお伴は夢ひとつ
何故だろう余所の夫婦は仲が良い
父の汗母の涙を忘れない
ふるさとに泣いて笑ってくれる山
突き抜けて童話の中にいる介護
少しずつ指紋すり減る介護の手
おしゃべりが音符になって出る若さ
処世上鰺の開きのような奴
勝てそうな方を大器と持ち上げる
約束の橋で風だけ待っていた
祭壇の勲章パセリかも知れぬ
老人の列が国からはみ出そう
呆けてない主張しながら進む老い
多機能に欠伸をさせる老いの指
真実を叫ぶと棘として抜かれ
日替わりで善女と魔女が棲む鏡
偶数が好きで誰ともケンカせず
ほのぼのと来る用件のない手紙
陽だまりの会話は過去が美しい
重過ぎる祈りに耐える紙の鶴
ボケ役を演じて保つ座の和み
言うべきは言う前日は白髪染め
保護色の衣の下のあかんべー
常温を保つ友には歯が立たぬ
列乱しきらっと光る子の個性
胸ぐらを掴む訃報の同い歳
話す度色を足してる裏話
戦場のシャッターチャンスなど要らぬ
隠れ家のごと暗色を着て安堵
非難した悔いが心のシミになる
鍛錬の汗が根っこにある自信
乗り越えて何か掴んだ優しい眼
ゴキブリが全て知ってるうちの恥部
思考力ゼロで飛びだすところてん
深読みの好意に本音うろたえる
真剣にイグ･ノーベルに笑いこけ

●世の中
還れない家に汚染の草の丈
10万年誰が確認廃炉ゴミ
核廃棄むにゃむにゃむにゃの被爆国
少子化が終着駅を寒くする
そだねーと相槌打てぬ防衛費
プラゴミに七つの海が制覇され
自己中の風が地球に吹き荒れる
ロボットと外国人に頼る明日

●花
菜の花の風が溶かしてくれた錆
果てのないロマンが咲かす青いバラ
舞う花に目隠しされた春の径
排ガス浴びカンナ健康優良児
飢えていた頃を話題に野草摘み

●わたくしごと
物持たぬ暮らしに戻り生きやすい
所帯主欄にうっかり亡夫の名
名画より心和ます夫の絵
箸置きも忘れひとりの食貧し
翼あることを忘れたはぐれ鳥
立ち上がれ　自分へ魔法かけている
元気そうだと褒められている喪中
ブランコの揺れが止まって立ち直る
これからを朱色探しの旅にする　　　以上