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OECD(経済協力開発機構)は、日本の15歳から29歳までの若者のうち、職業に就かず、教育などを受けていない、いわゆる「ニート」の割合が、2015年で10.1%(170万人)だったとする報告書を発表した。OECDの平均を下回っているが、日本の「ニート」の3分の2が、積極的に仕事を探していないほか、32万人の若者が「ひきこもり」状態と推計されるという。深刻ですね。一方、日本は、諸外国に比べて、家事や育児などのために、仕事から離れる若い女性が多くが、「保育施設へのアクセスと費用の手頃さが限定的だ」と指摘している。これも、早期に改善したいですね。

今日がお誕生日の方、おめでとうございます。5月30日(火)の花は「フタリシズカ」、花言葉は「いつまでも一緒に」。今日は①個人事業主などにも適切な情報管理を義務づけた改正個人情報保護法全面施行②4月の家計調査(総務省)③東京都議会豊洲市場移転問題特別委員会④プロ野球 セ、パ交流戦(~6月18日、札幌ドームほか)。いよいよ始まります。ところで、先人、大島 洋氏(1897~1960)。氏曰く「一見して平和とも思える現代社会もその美しい表皮の下には汚濁と混迷の運河が流れている。私たち川柳作家は、その運河を凝視続けなければならない。そして、それをアピールしなければならない。それから目を逸らすことはゆるされないのである。私は、川柳という短詩系文芸の中で、「現代」の抱く病巣をあくまで追求していきたい」と。川柳作家・大島 洋氏は、仙台市に自ら開いた現代川柳アカデミー「海の会」の会員たちに、そんな悲しみと怒りを抱かせたまま、突然、彼らの前から消えて北海道へ渡った。昭和の終わりの頃である。

●洋氏の句
花の香に飢える目隠しされた馬
ぬかるみをとべぬアヒルで眠くなる
放火魔の片眼に映る「尋ね人」
船が来る噂に父は歯を磨く
偽りの河に膝まで濡れている
炎天に父の太鼓が破けはじめ
人間廃業化石の蝶をてのひらに
象の眼にたった一日桜咲く
哀しみの造花流るる濁り河
人はみな罪に問われる座標軸 など



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若者よ抜け出せニート引きこもり”にコメントをどうぞ

  1. 佐藤 千四 on 2017年5月30日 at 8:55 AM :

    おはようございます。
    しかし、もったいない話。資源の持ち腐れ。やがて来たるべき保護者と別れるそのときを思うと背筋が寒くなる。彼等が戦力になると日本の付加価値額がグンと上がる。なによりも何よりも彼らの未来がググンと上がる。何とかならないものですかねえ。結局は教育の貧困のなせることなんですかねえ。

            押し入れに磨けば光る宝物

          

    • 二宮 茂男 on 2017年5月30日 at 9:45 AM :

      千四さん おはようございます。「資源」の持ち腐れ。いいですね。やがて、親との別れが来ます。背筋が寒くなりますね。税金のお世話になるのでしょうかね。ご本人のために、何とかならないものですかね。「押し入れに磨けば光る宝物」、素敵な比喩の句に響き合います。今日も暑そうですよ。有難うございます。

  2. 岡本 恵 on 2017年5月30日 at 9:57 AM :

    茂男さん、おはようございます。
    子どもが一人立ちできるようにということが、教育の大切な目標なのでしょうね。動物たちは教わらなくてもしっかりとやっているのに。 千四さんのおっしゃる通りです。沢山の資源が使われずにあるとすると本当にもったいないことですね。洋さんが現代の社会を見たら、どんな作品を詠まれるかしら‥‥。
    緑はすっかり濃くなってきましたね。今日もいい日になりますように。

    • 二宮 茂男 on 2017年5月30日 at 11:34 AM :

      恵さん、おはようございます。私は2人の子と6人の孫、一人一人に、この世を一人立ちで生きていける身体とこころを身につけてやることと今でも細々と頑張っています。体験的に、第一子をしっかりと育て上げることの大切さを痛感しています。二子、三子は第一子のように育ってくれます。ところで、千四さんの「若者は資源」、新鮮ですね。また、洋さんは精一杯この世を生きぬいた方ですね。緑が濃くなりました。庭の低層植え込み、サツキ、ツツジがひと株ひと株と咲き終えます。それを待って、かりこみをします。遅れると来年の花芽に影響が出ます。今日も暑くなりそうです。暑い一日をお楽しみください。有難うございます。

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