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●1回3350万円する白血病の新薬に新たな動きがあった。公的な医療保険が適用されて自己負担は減るものの、不安の声も上がっている。厚労省担当の陣内紀恵記者の解説です。(産経新聞)

Q.キムリアという新薬が保険適用になったということだが、点滴1回3349万円。患者の負担が41万円。保険適用とはいえ、これだけかかるのはなぜか?
●このキムリアというのは、本当に最新の治療法です。患者さん自身の免疫細胞を使って遺伝子操作を加えるという治療法なので、開発コストがすごくかかっています。患者さん個人個人に合わせたオーダーメイドで行う治療なので、どうしても製造にコストがかかります。海外に患者さんの細胞を送ってそこで製造して作製したものを輸入するということなので、輸入のコストもかかります。とはいえ、対象となる患者さんが年間200人程度と多くはないので、どうしても単価が上がってしまうということになります。

Q.医学や科学が発達してこうした新薬がこれからどんどんできてくるが、そうなると、キムリアに関しては71億円の公的医療保険を国が負担することになるが、こういった新薬がどんどん登場することによって財政上、これを確保できるかどうかなど、そういう心配はないのか?
●今、重要な岐路に立っていると思います。こうした患者さんが最新の治療法を保険で受けられるというのは非常に喜ばしい朗報だと思います。71億円については、厚労省が直ちに財政を圧迫するようなインパクトになるとはみていません。ただ、ここまで高額な医薬品というのは、日本の医療保険制度のなかでは想定されていませんでした。日本の医薬品というのは有効性と安全性が確認されて必要であれば保険を適用しましょうと、保険を使えるようにして治療を行いましょうというのが原則になってるので、今後もこうした高額な医療品というのはどんどん出てくるんじゃないかと思います。その時にどうやって確保するのか。この財源は私たちの税金と保険料で賄われているので、そうなると限られた財源をどうやって使うのか。保険医療の在り方や適用の方法の在り方、仕組みのそのものにも踏み込んで考えなければならない、そういう時期にきているかもしれないです。

●新薬の高額な開発コストの一部を患者さん回しにすると本当に使いたい人が経済的な理由で使えない。裕福でない患者さんがでる。患者さんは薄く、製薬会社と国がもっと多く負担して欲しい。三者の負担の仕方が分かったようで分からない。

今日は5月17日(金)。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①三社祭(~19日、東京都)②九州新幹線で「ミッキーマウス」装飾列車特別運行。ところで、島田駱舟氏から印象吟句会「銀河」5月号を拝受。巻末で駱舟氏曰く「(略)その方の作品の下五が「表彰状」となっていたので、、「これは6音ですね」と伝えたら、猛然と反論してきたのです。理由はよく分かりませんでしたが、下五の最後の母音は音数に入らないので5音という趣旨でした。間違いなく6音と私が反論すると「まだ、そんな古い考えでいるのは問題。だから川柳界が発展しない」(略)」と。やはり「表彰状」は6音ですよね。

●駱舟氏の句
EU離脱牛の涎が笑う
フラッシュバック網膜はサボらない
ウナギするする答弁の穴だらけ
春の風心に目鼻つけてくれ

●茂男の句
物差しを当てると曲がる自慢の子
窓際で先が読めない生き字引



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待っていた新薬高く使えない”にコメントをどうぞ

  1. 佐藤 千四 on 2019年5月17日 at 9:13 AM :

    おはようございます。
    茂男さんのおっしゃるように《本当に使いたい》人に使ってもらいたいものです。お金持ちだからでなく、偉い人だからでなく、美人だからでなく・・。お金儲けの上手な医者も居るとか。初めの頃は神様に決めていただきたいなあ。

         神様の意思に逆らう医の現場

    晩秋さん、回復おめでとうございます。よかったぁ。巨人も首位にいることだし奥様もご安心なされたことでしょう。

    • 二宮 茂男 on 2019年5月17日 at 9:43 AM :

      千四さん おはようございます。私は10年ほどS医学会の裏方を担ったものですから、新薬の開発がどんなに大変か、また、新薬価の決め方なども多少は存じ上げているつもりです。せっかく、探し当てた夢の新薬は使いたい人に使ってもらいたいものと切に思います。一部の人が利するのではなく、妻子を抱えた貧しい患者さんに使って頂きもう一度元気になって欲しい。「神様の意思に逆らう医の現場」、神さま、しっかりと見ていてくださいね。今日もありがとうございます。

  2. 岡本 恵 on 2019年5月17日 at 10:43 AM :

    茂男さん、こんにちは。
    大切な薬は本当に必要な人のところに。本当にそう思います。そうして治るものならみんな治ってほしい。人間の知恵を良い方に役立ててくださいね。
    駱舟さんもご苦労が多いですね。アドバイスを聞く耳を持たないのは、もったいなくて残念なことです。勘違いして思い込んでいたのかな。川柳界の発展のために、これからもよろしくお願いします。
    緑が綺麗ですね。でも庭は水不足でカラカラ、かわいそうです。そして人の心にも潤いが欲しい今日この頃です。

    • 二宮 茂男 on 2019年5月17日 at 11:08 AM :

      恵さん、こんにちは。待ちに待った新薬、これをどう活用するかが厚労省の腕の見せ所、出番です。関係の三者、製薬会社と患者さんと厚労省の力関係は天と地の差でで厚労省。どんな薬価で患者さんに届けるか、腕を振るう番です。福祉国家、日本を信じます。また、駱舟さんに噛みつく論客、正論を吐いて頂きたい。緑が綺麗ですね。陽のめぐみが豊ですね。そうそう、雨の恵も欠かせないですね。今日もありがとうございます。私はお留守番をたのしんでおります。

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