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●時代が変わる年の始まりを象徴するかのように、長く日本を沸かせたアスリートが引退を表明した。レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里(36)が8日、現役を引退することを自身のツイッターで発表。世界大会16連覇など圧倒的な強さで国民栄誉賞も受賞したが、ぎりぎりまで模索した東京五輪出場は断念することを決断。今日10日に東京都内で記者会見を開く。

●吉田はこの日、日本レスリング協会を訪れ、笑顔で引退の報告をした。関係者によると、今後も代表コーチを続ける意向という。ツイッターで「改めて引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたい」として、10日の会見で現在の心境などを自らの口で明かす。泣かないでよ。

●吉田は3歳でレスリングを始め、14年3月に亡くなった父・栄勝さんの指導で頭角を現した。得意の高速タックルを武器に、01年の全日本選手権から個人戦の連勝記録を206まで積み上げた。12年の世界選手権で「人類最強」と呼ばれたアレクサンドル・カレリン(ロシア)を超える史上初の13大会連続世界一を達成し、その後16大会まで更新。12年には国民栄誉賞を受賞した。リオ五輪後は後進の育成に力を入れていた。飾らないキャラが適任ですね。

●寂しさは、むろん世代を問わない。指導者として東京五輪に臨む。いい選手を育てて金メダルを取って欲しい。お疲れさま。ありがとうございました。

今日は1月10日(木)。110番の日。外は寒いですよ。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①知事選告示=山梨②市戎大国社例祭=えべっさん(大阪市・住吉大社)。朝一で家庭医M内科医院。継続して心臓薬(アーチスト2.5㎎)をいただきます。ところで、西 恵美子氏から、せんりゅう弥生の会創立20周年記念合同句集「ENISHI」を頂いた。序文で熊谷岳朗氏は「毎月大事に句会を重ねてきた二十年という重みと、喜びがこの句集から溢れ出してくる。(略)個性を重んじている会であることはすぐ解った。お一人ひとり独特の香を放っていることに気が付いたが、皆が共通する部分もある。肩の凝らない表現である。別に平凡という訳では決してなく、アレッと思っている間に引き込まれていく魅力的なスタンスである。痛みを越えてきたからこその軽さであろうか。桜の明るさであろうか。いずれも明日が楽しみな句ばかりである。(略)」と。皆さまの作品を、2回目、3回と響き合いながら読ませていただきました。背伸びをすれば届きそうな句を書き上げさせていただきました。ありがとうございます。来し方、私は東北川柳大会で柳話と雑詠の選の2役を仰せつかりお世話になりました。(敬称略)

●地に還る          北 れい子
何色に染めるわたしの再生紙
一本の縄になるまで手を繋ぐ
結び目を確かめあっただけなのに
五分咲きのままでいたいの黄水仙
ゴム紐の緩みだんだんいい味に

●四分音符          小絵山文恵
平凡な家で育った四分音符
ほとぼりが冷めるまでするみじん切り
誤字脱字母の手紙はあたたかい
パーで勝つよりグーで踏ん張る父の靴
ゆで卵クルリと剥けて歩き出す

●かしこみて           しろ 章子
あったかな手だと気づいた闇の中
触れないでワタシはペンキ塗りたてよ
くたびれたハート木陰に干しましょう
若かった一たす一が五になった
加齢とや芝居もすればウソもつく

●まるいまま           西 恵美子
ないはずの続きのページ雨が降る
鎖骨にも胸の奥にも火傷あと
軽石のままでここまで生きてきた
但し書きばかり書いてる秋の駅
まるいまま果てていくのも悪くない

●ひなたぼこ           飯田ふく江
ワクワクよ風が開いた頁なの
夢ひとつ桜並木の最後尾
まんまるな母の背中はお月さま
二人して独酌してる月の下
ペダル踏む九月の風を独り占め

●今がある            前濱 華津
穏やかに話す言葉の底力
ロボットに引いてもらえば吉と出る
平和を歌い子供になった大人たち
一人です鏡の前でわぁははは
細い身に重荷を背負い生きた母

●人間でいたいなぁ         南 かほる
ふふふふふお味噌とお酢の内緒ごと
君といる午後の陽射しは印象派
大丈夫いつもわたしがついている
うっかりと拾った石が捨てられぬ
大あくびまだ人間でいたいなぁ

川柳も女性の時代ですね。皆様方の益々のご健吟を楽しみにしております。



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引退をするかこゝろの宝物”にコメントをどうぞ

  1. 埼玉のメロメロ on 2019年1月10日 at 7:09 AM :

    茂男さん おはようございます!吉田沙保里さん~本当に頑張り過ぎるほど 頑張りました。前回のオリンピックで「銀」に なった時の「ごめんなさい!」の 号泣は、忘れられない場面です。今でも涙が出てしまいます。東京五輪に向けて、最高の最良のコーチとして力を発揮して欲しいですね。お疲れさまでした…心から お伝えしたいです。合同句集「ENISHI」皆さんの作品を拝読させていただき、とても心が楽になりました。新年早々の悩みが、ほっこりと消えそうです。茂男さん! よみうり時事川柳、またまたの登場 おめでとうございます!今年も茂男さんの川柳道~キラキラと輝いてGo Go! ご安全にお過ごし下さい!

    • 二宮 茂男 on 2019年1月10日 at 7:35 AM :

      埼玉のメロメロさん おはようございます。お父さんの教えを信じて本当によくやりました。素晴らしい父と娘さんのドラマは不滅です。前回の五輪「銀」の涙には、一緒に泣いちゃった。メロメロさんも泣いてくれましたか。飾らないお人柄はコーチに適任と考えます。また、合同句集「ENISHI」の作品、熊谷岳朗氏の「肩の凝らない表現である。別に平凡という訳では決してなく、アレッと思っている間に引き込まれていく魅力的なスタンスである。痛みを越えてきたからこその軽さであろうか」のお言葉がいいですね。私は10年ほど前に仙台の東北川柳大会で柳話と雑詠の選を担当。皆さまに大変お世話になりました。また、よみうり時事川柳へのご支援ありがとうございます。埼玉のきら星を横浜で仰いでおります。

  2. あすか on 2019年1月10日 at 9:49 AM :

    茂男さんおはようございます。今年もよろしくお願いいたします。
    今日も読売新聞全国版に茂男さんのお名前!1週間に2度です!
    空は曇ってしまいましたが心は青空です。

    • 二宮 茂男 on 2019年1月10日 at 11:46 AM :

      あすかさん おはようございます。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。読売時事へのご支援ありがとうございます。ここは激戦区でなかなか活字になりません。特に、高齢者には高いハードルですが頑張ります。また、湘南台、今月は新年会を含めて参加です。よろしくお願い致します。

  3. 岡本 恵 on 2019年1月10日 at 12:08 PM :

    茂男さん、こんにちは。
    ずっと一つのことに打ち込んできた人は、引退してもその力をどこかで生かしてくれたらと思います。世界最強と言われても永遠には続かないトップの座‥‥それも厳しい現実なのですね。
    ENISHI はいい句集ですね。ご紹介をありがとうございます。繰り返して味わいます。
    お薬は忘れずに。年越しのお疲れが出ませんように。

    • 二宮 茂男 on 2019年1月10日 at 12:50 PM :

      恵さん、こんにちは。ずっと一つのことに打ち込んできた人は、その過程で培った宝物が身についていますね。吉田選手は3歳ですよ。日本舞踊ではなくレスリングですよ。コーチはお父さんですよ。ぶたれたこともあるでしょう。何回泣いて止めようとしたしたことか、14時30分の記者会見で「栄勝お父さんの指導」をどのような言葉にするのでしょうか。リンク上でお父さんの首に金メダルを掛けてやり肩車をしたシーンが頭にこびりついています。世界最強が選手として輝いている期間は短いですね。月とすっぽんですが、K8会の仲間たちサッカーも、陸上も、ハンドも、野球も代表選手は皆逝ってしまいました。現実は厳しいです。また、ENISHIの皆さんは「宮城野」では厳しい句でしのぎを削られました。私も震災の直後から5年ほど期間限定で仲間にいれていただきました。また、今日のかかりつけ医のM先生「落ち着いています。これまだのお薬を続けます」と。今日もありがとうございます。土曜日は降雪の可能性とか。寒い日々はご留意ください。

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