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「川柳作家ベストコレクション 勢藤潤」シリーズ(93)

サラリーマン生活の晩年はスーツを着て東京まで新幹線通勤をしていた。朝5時起きで6時30分高崎発に乗り、ドアツドアで会社まで2時間…。今から思うとよく行っていたと思う。まあ仕事が好きだったのかもしれない。そんな仕事も69才で退職し、のんびりした日々を過ごしている。このコロナ禍では川柳の句会もままならず、好きな旅行にも行けず、ほぼ巣籠り状態である。こんな時は庭の片隅で野菜作り!現役時代には思いもつかない趣味を見つけたものである。勿論菜園ではスーツなど着ない。作業服と言いたいところだが、普段着で土と戯れている。さて今年は何を植えて楽しもうか…、夫婦の好物の枝豆は欠かせない。暖かくなる季節にワクワクなのであります。

スーツよりワタシになれる作業服   潤

*東日本大震災から今日で十年になる。十年前のあの日は高崎市内の職場にいた。もの凄い揺れに驚いて直ぐに自宅に戻ったがしばらく何度も強い余震を感じた。テレビで津波や福島原発の惨状を見たときはこれで終わりかとも思ったものだ。そんな日本の惨事の時家内はカナダでオーロラを見ていたのだ。外国の家内の友人たちからお見舞いのメールが届き、「カナダでのんびりですよ」と返信したものだ。あれから十年、まだ2000人以上の行方不明者がいらっしゃる。あの時の記憶は永遠になくならないだろう。翌3月12日は私の誕生日でしたが、それどころではありませんでした。ちなみに3月13日は吉永小百合さんの誕生日です。

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