
新年を二人で分ける大晦日
家内がこの四月からデイサービスへ行くようになって、生活はがらりと変わった。今日の年越しそばも、明日の雑煮も、すべて私が準備をした。と泣き言ばかり言っても、仕方がないので、前向きに、生きていきたいと、思っている。
明日の雑煮は、今まで通り、醤油仕立てのすまし汁に、アナゴ、ニンジン、大根に紅白のかまぼこ...【続きを読む】

あぶりいか地酒がうまい北の宿
このころは、私の歯もまだしっかりしていた。あたいめでもはじき豆でも、どんとこいであったが、今はもういけない。70歳前半で1本であった、部分入れ歯が85歳超えた現在は、とうとう7本になった。総入れ歯には、まだ遠いようだが、今のところ発音が少し、不自由になったようだ。
29日は「くもち」と言って苦を搗く...【続きを読む】

半歩先歩けと母の遺言状
正月が近いので家内と、墓掃除に行った。父は39歳、昭和13年、兵役が、満期なって1年目に父はなくなった。母29歳である。3年後には、大東亜戦争がはじまり、、4年後には、敗戦。母は戦中戦後の厳しい世の中を、女手一つで、私と妹を育ててくれたが、その分、子育ては厳しかった。そんな思いを、母の33回忌を機に...【続きを読む】

入道雲突いてはたちは還らない
1998年,新子座に入選した句。新子さんも、亡くなって久しい。そして私も年を取った。あの頃の馬力はもうない。
家内は今日、今年最後のデイサービス。明日の、午前中は、墓参りのための、花を買ったり、正月用の買い物を少しして帰る。
午後は私のパソコンを期日が近づいたので、セブンから、10に入れ替える作業に...【続きを読む】

スリッパで遠くへ行っていないはず
内の家内はまだ、徘徊の恐れは、今の所ないが、知り合いの方は、警察の厄介になったと、嘆いてた。我が家も、心しておかないと、いつそんな日が来るとも限らない。まだ見た事はないが、そんなことの日の為に、手のたわない所へつける、隠し錠をホームセンターに売っているそうである。そんなこと考えていると、悲しくなって...【続きを読む】