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15.6年の前の話であるが、圃場整備と言って、10枚以上の田圃を1枚にまとめる仕事をしていた時期があった。政府の方針で、農業の大型化が目的で、大きな税金を突っ込んだ。工事が完了すると、もう、鋤や鍬では、百姓は出来なくなり、資力のある数少ない農家がトラクターを使って、百姓ではなく、農業をやり始めることになったが、TPPの締結で、日本農業も勝者しか残れないような時代になった。小規模の百姓をつぶして、飯を食ってきた私には、心苦しいが、大型農業の基盤を作ったのも土木関係者である。

其れとは別に、圃場整備工事について、触れておきたい。工事は普通設計図を基にいかに忠実につくかで、評価が決まるが、圃場整備工事の場合は、ほとんど、平面図だけ、見るのは、いかに残土処分をせずに、工事を終えるかにかかっている。つまり施工管理技士の腕にかかっている。仕上げる土の不足は論外で、残土処分を限りなくセロに近づけるのが腕の見せ所である。これに似た工事に宅地造成工事がある。それゆえに、面の仕事は難しいと言われる所以である。

万歩計は、3.003



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減反へ金をばらまくのも政治”のコメント欄です

  1. 前中吾一 on 2021年1月13日 at 10:04 PM :

    そうでしたワシも残土処分には苦労した記憶がありますよ、処分場を設定しないと残土処分の単価が計上出来ません、盛土切土のバランスで工事費用が随分違ってきますからね、悪夢にうなされそうな話しですね

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