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. 入学式日和の今日は4月6日(火)。晴れたり曇ったり。10~16度。①今日がお誕生日の方、おめでとうございます。①春の新聞週間(~12日)。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は酒井駒人氏の句です。

●うるさいのは世間ではなくお前だよ    酒井駒人
(みんな違ってみんないい鑑賞それぞれお楽しみ下さい。)

●一方、昨年から雨に恵まれなかった台湾が、数十年ぶりの渇水に見舞われている。民進党の蔡英文政権は4月から給水制限に踏み切る構えだが、心配されるのが、大量の工業用水を必要とする半導体産業への影響だ。(野嶋 剛氏/週刊文春 2021年4月8日号)

●台湾には世界の半導体受託製造(ファウンドリー)の半分以上を供給する台湾積体電路製造(TSMC)がある。同社は多数の給水車を手配済みとして「水不足がただちに生産に影響を与えることはない」と火消しのコメントを出した。もし減産となれば世界の製造業が大ダメージを受けかねず、台湾の降雨を世界が祈願する状況に陥っている。

●コロナ禍によるゲーム機やパソコンなどの需要増で世界的に半導体不足への懸念が広がる。自動車から戦闘機まで半導体抜きには動かない。その半導体製造で、サムスンやインテルを抑えて世界の先頭を行くのがTSMCなのである。

●同社は米中対立の争点にもなっており、争奪戦が激しい。米国はトランプ政権時代にアリゾナ州へ5ナノの製造工場の誘致を発表。日本もつくばに研究拠点を置くことになった。各国から半導体供給への協力打診が相次ぎ、台湾政府もTSMCに増産を求めたが、反応は冷たかった。「増産の余地は当分ありません」。注文は数年後まで一杯だからだ。

●台湾の至宝”TSMCがカギを握る。なにしろアップル、クアルコム、ソニーなど世界の大手が供給枠の確保を頼み込んでいる。TSMCの半導体を搭載できるかどうかで製品のクオリティが大きく左右されるためである。

●1987年創業の同社は半導体生産の設計と製造を分離する垂直分業の流れに乗って規模を拡大し、技術を磨いた。現在主流の7ナノメートル半導体で優勢を確立しただけでなく、巨額の資金を研究開発につぎ込み、今後の主流になる5ナノ、10年後の主流とみられる3ナノ・2ナノでも開発競争をリード。まさに台湾の至宝だ。

●新冷戦のなかでサプライチェーンの米中分断が起きつつある。中国のファーウェイ排除に動いた米国だが、台湾抜きにはIT分野での対中優位は維持できそうにない。万が一、中国による台湾侵攻でTSMCを押さえられれば、西側諸国にとって悪夢となる。逆に言えば、同社の存在が、米国が台湾防衛に本腰を入れる動機にもなり得るのだ。台湾ではコロナ対策に成功したものの、ワクチンの入手が遅れているため「半導体とワクチンの交換を行うべきだ」との議論も国会で出ている。

●同社を創業から育て上げた伝説的経営者、張忠謀(モリス・チャン)前会長はかつてこう語った。「TSMCは世界の地政学政治の争点になる」。その予言が現実味を帯びてきた。

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台湾が雨の恵みを待っている”にコメントをどうぞ

  1. 杜青春 on 2021年4月6日 at 11:04 AM :

    確かに、台湾は昨年台風皆無の一年(代わりに日本に行きました)
    台風無かったよとラッキーと思いましたが、早くも深刻な渇水状況に見舞われています。
    台北はさほど深刻ではないが、台中、苗栗では週に二日間停水の状態です。

    TSMCの件のほか、先日長榮海運のコンテナ船、スエズ運河で座礁し、欧州向けの3C製品の供給も遅延が発生しておりますと報道されています

    ネットでは、世界にとって台湾がこれほど重要だとは、初めて知った、と自嘲の書き込みが多かったようです。

    いつも台湾を応援してくださり、ありがとうございます
    なかなか訪日できず、ジャパンロスの日々です

    • 二宮 茂男 on 2021年4月6日 at 3:03 PM :

      杜青春さん こんにちは。現地情報を教えていただきましてありがとうござます。益々のご活躍を祈念致します。今日もありがとうございます。暫くの間ご自愛ください。

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