●全国の気象台で、職員が実際に目で見て天気を観測し、気象庁へデータを送る目視観測業務が消えていっている。機械化の進展に伴う業務効率化の一環だが、担当者は「駆け出しの頃は雲の見方を先輩に教わったものでした」と寂しげだ。
●明治以来の伝統。「高いところは平気ですか?」
●寒風の厳しい2月上旬。岡山地方気象台(岡山市北区)の入居する5階建てビルの屋上にある、白い鉄塔に案内してもらった。鉄塔の高さは40メートル。むき出しの階段は、一応柵はあるものの簡易な作りで、慎重に登らなくてはいけない。
●頂上に着くと、ぐっと視界が広がった。「日中はここから雲の形や、見通しを目視でチェックしていたんですよ」。同気象台の観測予報管理官、楠田和博さん(57)は解説する。
●気象台の職員たちが観測していたのは午前9時、午後3時、午後9時の1日3回。毎回空を360度見渡し、雲の量や形、視程(見通せる距離)を確認しては、「晴れ」「曇り」など天気を記録。パソコンで入力し、気象庁に送っていた。
●だが、この作業が2月3日に終了した。レーザーを放ち光の透過率などから視程を計測する「視程計」や、気象衛星のデータを使い、作業は自動化されたからだ。
●気象衛星や観測レーダーの進歩により、すでに観測の自動化は進んでいたものの、
同気象台の目視観測は観測を始めた明治24(1891年)以来、残っていた「伝統」でもあった。
●「薄曇り」「快晴」なくなる?観測の自動化は全国的な動きだ。昨年2月に関東甲信の8地方気象台が、今月には岡山など37地方気象台が自動化に移行した。全国6管区気象台と広島、高松など5つの気象台は、目視を残し機械と併用する措置をとっている。
●自動化により、人が雲の量を見て判断していた「薄曇り」「快晴」などの微細な区分の観測は行われなくなる。また、「にじ」など大気中の現象約30項目も原則として観測されない。「晴れの国」を自称する岡山県にとって「快晴」の予報がなくなるのは時代の節目だ。
●ただ同気象台では、黄砂や竜巻など生活に影響が及ぶものについては、必要に応じて目視で確認し公表するという。
●防災、啓発に比重。こうした中、同気象台では、防災に向けた情報収集と判断が重要な業務になってくるとしている。一昨年夏に発生した西日本豪雨では、同気象台の職員は県に対し、いち早く「今回は特別警報が出ると思います」と連絡、警戒態勢をうながしたという。「注意報や警報を出す、出さないの判断は、最終的には人間が行うこと。機械は百パーセントの答えは出してはくれない」と楠田さん。
●警報の啓発業務も比重を増す。
●雨の警報は以前は雨量だけで判断していたが、指数化が進んでいる。土壌にたまる雨量による「土壌雨量指数」▽河川に入り込んで下流に流れる雨量による「流域雨量指数」▽地表にたまった雨量を指数化した「表面雨量指数」-といったものだ。
●精度は高くなるが、指数化による分かりにくさも指摘されている。楠田さんは「一般の方々にピンとこない、という課題も出てきた。われわれが理解を深め、啓発していくことが大切」と話している。
今日は2月19日(水)。晴れ後曇り。3~13度。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①1月の訪日外国人旅行者数。②全国瞬時警報システム(Jアラート一斉試験)。私は浜銀希望が丘支店から電話を頂き「貸金庫代を引き落とす口座が残高不足」とかお詫びして飛んで行きます。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は塩見一釜氏の句です。
●バンザイのそこから消えていく政治 塩見一釜
(※ご指摘を頂き感謝して句を差し替えました。10:00)
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茂男さん、こんにちは。
機械は百パーセントの答えは出してくれない。本当にその通りですね。常総市には川の様子がいつでもわかるライブカメラを幾つも設置してあったはずでした。でも前回の洪水ではそんな立派な設備も全く機能せず。誰も見ていなかったのです。使いこなすのも判断も、結局は人間なんですね。
誰でも雲の動きを目で見られるこの時代。天気予報はどこまで必要でしょう。経験豊富なおばあちゃんの予報が一番当たったりして?春の天気は不安定。そう思っていれば間違いないかもしれませんね。
ところで、一釜さんの川柳は何か言葉が続きますか?虫食い川柳のようで、考えています‥‥。
恵さん、こんにちは。天気予報の任務の一つが災害の防止と思います。確か、一昨年でしたか、常総市の洪水はひどかったですね。また、子どもの時「あした天気になーれ」と下駄を飛ばして明日の晴雨を占った夕焼けに染まった神明社の境内を思い起こしています。日頃から膝小僧の痛いおばあちゃんの雨の予報はよく当たりました。ところで、一釜さんの一句、ご指摘に感謝して差し替えました。ありがとうございます。暖かなこの日をお楽しみください。