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 優れた現代詩集に贈られる「第19回中原中也賞」の選考会が15日、山口市で開かれ、東京都の大崎清夏の「指差すことができない」が選ばれた。大崎さんは、ホームページの企画製作の傍ら、詩作活動を続け、受賞作が2作目の詩集。同賞は現代詩人の登竜門とされ、今回は228点が寄せられた。4月29日に山口市
で贈呈式があり、中也のブロンズ像と副賞100万円が贈られる。選考委員は「神話と寓話を底に秘めた構造で、これまでにない大きな構想力を持っている」との評価。選考委員の一人で詩人の井坂洋子さんは「詩の良き読者でなくても分かるユーモラスな言葉で書かれている」と。詩「ハレーションの日に」(詩集「指差すことができない」より)は、次の通り。

“その人は手紙を受け取って
 文字の読めないままだったから
 川はひとしずくも流れなかったし
 踊りはいつまでも思いださなかった
 栗の木がどこまでも並んでいたけれど
 その人は流れない川に足首まで浸かって立ち
 石を握って震えを鎮め
 汗の引くのを待っていた
 新しい風景を探しにいこうとして
 ずっと昔から黙って抱えていた声を
 その人はひとつひとつ捨てていった
 白い花びらを降らせるように
 歌いながらひとつひとつ
 ろばが首をかしげるように
 朝の光を背中いっぱいに浴びながら”

 今日がお誕生日の方、おめでとうございます。2月17日(月)の花は、人の背丈よりも大きくなり傘にもなる「アキタブキ(秋田蕗)」、花言葉は「包容力」。私は、関内、横浜開港記念会館で、5/13日の文懇総会の部屋取り。その足で「路」2月句会へ。ところで、先人・前田伍健氏曰く「理論ばかりでも情熱ばかりでも句は出来ない。静かにしっかりと歩み進む。この粘りと、中道のきびしさ、平明のきびしさこそ川柳の生命だと思っている」と。

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神話から寓話へ夢を積む中也”にコメントをどうぞ

  1. てじま晩秋 on 2014年2月17日 at 7:14 AM :

    おはようございます。
    ご無沙汰しております。(私用)まだ1週程かかりそうです。
    雪、おそれいりました。熊谷地方、観測120年で初の63センチの積雪。町内の片側型の車庫は軒並みペシャンコで塀の崩壊の家も幾軒か。当家の車庫はドーム型ゆえ屋根のプラスチックが数枚割れた程度、テレビのアンテナが傾いた位の被害(軽度)で済みました。雪が溶けたら業者を呼びます。新聞は土、日と来てません。従って「よみうり時事川柳」は未読です。・・今回、雪国は大変なのだなあ! とつくづく思ってます。今から不足していた散歩に出かけます。

    • 二宮茂男 on 2014年2月17日 at 7:45 AM :

      晩秋さん おはようございます。こちらこそ、ご無沙汰しております。熊谷地方も、観測120年で初の63センチの積雪ですか。車庫、テレビのアンテナの被害、あいにくでしたね。新聞も未配達なのですね。この2日、私の句はありません、今朝の朝刊は未配です。今日のお散歩、滑らないようにお気をつけ下さい。我が家、庭木が数本、被害を受けました。ありがとうございます。

  2. めぐみ on 2014年2月17日 at 7:54 AM :

    茂男さん、おはようございます。
    詩の世界も難しいですね。使う言葉の数に制限が無いだけ読者をその中に取り込み易いでしょうか。それとも却って大変なことかしら。一行一行が川柳のようだなぁと思いました。何度も読み返すと自分が朝の光のなかにいるような気持ちになります。ひとつひとつ捨てていくことで何を得たのでしょうか。流れない川が象徴的です。
    詩人と言えば映画を通じて知ったホイットマンやイェイツが好きですが、日本の人の詩集も、もっと読みたくなりました。
    伍健さんの「中道のきびしさ、平明のきびしさ」という言葉を考えながらの月曜日になりそうです。関内行きは雪に邪魔されることもなさそうですね。良い一日になりますように。

    • 二宮茂男 on 2014年2月17日 at 8:17 AM :

      めぐみさん、おはようございます。文懇の仲間の詩人と、時に、語らいますが、言葉に、こだわりますね。むろん、我々、川柳人も、こだわりがありますが、こだわり方が、違うように感じます。この詩、私も、何度も読み返しましたが、「流れない川」が象徴的。流れる川では、詩になりませんね。ところで、「ホイットマン」や「イェイツ」が、めぐみさんの糧になっているのですね。今朝も、ありがとうございます。どうぞ、爽やかに。

  3. 無冠帝 on 2014年2月17日 at 8:14 AM :

     新聞が未配とは驚きました。そちらにとっては大変な大雪なのですね。政府でも遅まきながら対策本部を立ち上げたようです。
     最近見つけた電子版、読売短歌・俳句・川柳欄を読むと今日の時事川柳は5句までしか読めませんが次の通りでした。

    テレマーク姿勢で歩く雪の道 東 京 白川 順一 成人の出番暁斗の銀メダル 熊 谷 前島 滋朗 チョイ小型人気沸騰15歳 横 浜 渡辺 義憲 スマイルがだんだん泣けてくるジャパン 野 田 斉藤冨士男 満点が百ではないと知る夜中 伊勢崎 長…

    • 二宮茂男 on 2014年2月17日 at 8:20 AM :

      無冠帝さん おはようございます。電子版、読売短歌・俳句・川柳欄の掲載句、お知らせいただきまして、ありがとうございました。感謝。これから、出かけますので、失礼いたします。

  4. 佐藤 千四 on 2014年2月17日 at 10:59 AM :

    こんにちわ。
     お留守にお邪魔します。
     現代詩ですか。私には随分と難しい分野です。なるほどと思えなかったり思ったり。現代短歌、現代俳句もあるのでしょうね。昔々、入試の現代文で苦労した頃を重い出しています。
     現代川柳もあるのでしょうか。不勉強の私にはよく分かりませんが、大きな句会の同じ題で選者先生が大勢いらっしゃる場合、一読難解な句も高位入選するとたいへん勉強になります。川柳論が賑やかなのも川柳なればこそなのでしょうか。
     現代○○がいつまでも現代であるわけはない。未来の現代○○とはどんなものなのでしょうね。
     この詩、「その人」とは私、「文字」とは川柳、と読み替えると・・・。栗の木と白い花の意味が分からないまま。

        羊羹は栗に限るというレベル

    • 二宮茂男 on 2014年2月17日 at 9:06 PM :

      千四さん 今晩は。遅くなりました。その上に、アルコールが入っていて失礼します。現代詩、私もよく分かりません。分かる、分からないの世界より、感じる、感じないの世界かも知れないと思っています。何処までも、川柳は川柳、詩は詩。そんな思いが、双方にあります。そんな気がしてなりません。3年ほど前に、かながわ県民センターで、横浜詩人会主催で、短歌、俳句、詩、川柳の代表をパネラーで招き、公開で、短詩系文芸の「お互いに学び合える点」を語り合いました。フロアーの皆さんを含めて考えたことがあります。また、後日、詩人会会長さんと個別に話し合ったりしました。が、川柳の特色の「穿ち」を、詩人は、理解も不足、それを作詞に取り入れようとはしません。「羊羹は栗に限るというレベル」なのでしょうかね。大変、失礼をしました。ゴメンナサイ。私の町、まだ、バスの運行はありません。明日は、月1の眼科検診ですが、バス運行の可否が気になります。

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