●緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、3度目の発出ともなれば「またか」の感覚が生まれても不思議ではない。人の流れは1年前に比べて増えたというが、果たして実際はどうだったのか。連休明けの週末、東京の街を見つめ続けるベテラン運転手のタクシーに同乗し、その様子をリポートする。(週刊ポスト2021年5月28日号 末並俊司記者)
●5月8日土曜日20時を回った頃、新宿・伊勢丹前の交差点で乗り込んだ個人タクシーのハンドルを握るのは、乗務歴23年の守川和義さん(仮名・58)。連休の街の様子を尋ねると、肩を落としてこう話す。
●「恥ずかしいから言いたくないんだけど、5月1日の土曜はお客さん1人だけ、売り上げ660円。気の毒に思ったのか、1000円札を出して『お釣りはいいです』って(笑い)。結局3時間粘ったけど、頭にきて家に帰っちゃった」
●走るのは夜間なので、飲食店の営業時間短縮に続き、酒類の提供が禁止になったことで客足がぱったり止まったという。現在の収入はコロナ前の3分の1に落ち込み、生活は苦しい。
●「自粛を求めるなら、きちんと補償してほしい。飲食店は目立つ業界だから手厚いけど、タクシーは注目されないからこぼれ落ちてる。去年は個人事業主向けの支援金100万円の給付があったから思い切って仕事を休んだけど、今回は30万円。焼け石に水だから働くしかないんです」
●翌9日、この日は乗務歴19年の横溝勝さん(仮名・59)のタクシーに同乗、北千住駅から上野を抜けて、日本橋に向かった。
「毎年上野公園は入口から噴水まで大混雑ですが、今年は全然でした」
●浅草・雷門に来ると観光客らしき人の数も増え、賑わいが伝わってくる。
●「いやあ、普段はこんなものじゃありませんよ。GWともなればこの5倍はいる。こんなのガラガラといっていい。仲見世通りの店も閉めているし、インバウンドに頼りすぎたツケが回ってきたんでしょうね」
●ゴールデンウィーク中は1日平均1万5000円ほどの売り上げで、「夜間働いても稼げないから朝方にシフトしたんですが、生活ギリギリですよ」と横溝さんは嘆くのだった。
●同じ日の午後、葛飾・亀有で乗り込んだのは、乗務歴19年の北島重雄さん(68)。見るからに豪華なトヨタ・クラウンのドアが開き、革張りのシートに座ると実に心地よい。
●「一昨年は儲かってね。だからこの車、その年末に金融公庫で数百万円のローンを組んで買ったんです。そうしたらコロナでしょ。もう笑うしかない(笑い)」
●年明けから2度の緊急事態宣言が発令されたことで、昨年12月と比べて売り上げは半減。今は月20万円がせいぜいという。
「コロナが収束しても元通りにはなりませんよ。テレワークが定着して、外で酒を飲む習慣も変わる。我々のお客さんは経費を使える会社勤めの人。今後は経費も縮小されそうな気がして、正直怖いですよ」
●東京の感染者数は高止まりし、ワクチン接種も遅々として進まない中、五輪開催も迫る。タクシーの車窓から見た首都・東京は、不安の影ばかりが映っていた。
●一方、9月に発足するデジタル庁は、東京都千代田区紀尾井町にオフィスを構えることが21日、関係者への取材で分かった。「赤プリ」の愛称で親しまれた「グランドプリンスホテル赤坂」の跡地に整備された民間の高層ビルに入居する。6月中に机やロッカーなどの備品を搬入する予定。
●入居するのは複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」にある地上36階建ての紀尾井タワー。ホテルや商業施設、オフィス階で構成しており、デジタル庁は19、20階を借りる。別のフロアにはIT大手のヤフーが本社を置き、衣料品通信販売のZOZO(ゾゾ)なども入居している。国会は徒歩圏内にある。
●また、立憲民主党の枝野幸男代表は23日、同党の富山県連大会にオンラインで出席し、「命を犠牲にしてまで五輪に協力する義務は誰にもない。命を犠牲にしてでも五輪に協力しろなどと迫る権限は誰にもない」と述べた。
. 今日は5月24日(月)。晴れのち曇り。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①4時に立ち上がれずに座薬1錠を使い2時間ベットでラジオを聞いていました。初めての体験ですがラジオ体操ですが痛さが和らぎません。古紙回収日。また、お隣さんへ伸縮可の剪定ハサミで梅2本をお願いしました。ところで、5月29日は「横浜大空襲の日です。市内の中心部がほとんど焼き払われた凄惨な空襲でした。本日、瀬々倉卓冶氏から「川柳が検証する戦中戦後ー戦中・戦後の体験と記録から検証ー」(A4全53頁 第三版)を3部いただきました。先着2名様に差し上げますので、ご連絡ください。贈呈です。
●戦時下・横浜川柳作品抄緑(昭和15年~1年)
さらば往く友の瞳の輝けり 萬川
生あって手を握り合う決死隊 了洋
子の軍歌こだまとなった峠道 へいじ
お召し待つばかり5体を鍛えあげ 了洋
靖国の妻ありようを心する 右近
赤き紙男の眉が生きて来る 紫栄
白米の味を忘れる長期戦 満山
母ちゃんの分は母ちゃん食べなさい 澄風
校門は営門にまで続いてた 吾水
風だけの家並みとなって遺骨行く 冨山人
●瀬々倉卓冶氏の「横浜文学賞」授賞時の作品・句集『地下工場Ⅱ』(平成24年・葉文館出版)抄録
黄砂にも棲む千万の鶴彬
貝のふたいきなりひらき鉾を呑む
人間のもどきを攫う蛍烏賊
逝く看取るどちらに転ぶ紙の雛
牛丼へいつか密陀の列にいる
罪証へ屏風はくるり裏返る
木鶏に遠く己の面を打つ
叛乱の胡桃が眠るたなごころ
逝った日の母の貌して女下駄
樹をのぼる臥所ふたつに穹ひとつ など
Loading...

















































