●Jリーグ横浜FCのFWカズ(三浦知良)が5日のルヴァン杯鳥栖戦に先発出場して、53歳5カ月10日のJ公式戦最年長出場記録を樹立した。同杯の従来の記録を10歳以上も更新。中山雅史の45歳2カ月5日のJ1リーグ戦最年長出場記録の更新にも期待が高まった。サッカーに限らず、近年は40歳を過ぎても第一線でプレーしているプロ選手は珍しくないが、さすがに50代の選手は世界でもまれだ。【ニッカンスポーツ・コム/スポーツコラム「スポーツ百景」)首藤正徳記者】
●数年前に取材した西別府病院スポーツ医学センターの松田貴雄センター長の話を思い出した。選手寿命が延びた要因として、体のケアやメンテナンスなどスポーツ医科学の急速な進歩と、競技環境の向上を指摘した上で「環境さえ整えば50歳になっても第一線でやれる素地はできている」と、カズの偉業を予言していたからだ。
●かつて致命的と言われたひざやひじの故障は、最新のMRIの的確な診断で適切な手術や治療が施されるようになった。開幕3カ月前に右足靱帯(じんたい)損傷の重傷を負いながら18年平昌五輪で連覇を達成したフィギュアスケートの羽生結弦が記憶に新しい。
●松田氏によると、近年のスポーツ医学はむしろ故障する前段階で原因を発見して早期に対処することに、より力を発揮しているという。アイシングやマッサージなどリカバリーの技術も進歩した。若い頃から故障を予防できる医療環境が、長く競技を続けられる要因になっている。
●もっとも選手寿命が延びたとはいえ、カズに続く2番目のJ年長選手は同じ横浜FCのMF中村俊輔の42歳で、プロ野球では阪神の福留孝介の43歳が最年長。カズは彼らより10歳以上も上。スポーツ医科学の進歩などの周辺環境だけでは説明し切れない。きっと彼には別の要因もあるはずだ。
●ここからは私の推測である。
●サッカー担当記者時代、カズという人間を象徴する出来事があった。98年6月、
W杯フランス大会開幕8日前に彼は日本代表から落選した。日本中が驚いた非情の通告。しかし、直前合宿地ニヨン(スイス)で岡田武史監督が「外れるのはカズ、三浦カズ」と発表した3日後、帰国したカズは成田空港から所属していたV川崎のグラウンドに直行。練習を再開したのだ。
●W杯初出場。日本のエースとして今まさに手をかけた夢が消えた。その絶望は想像すらできない。怒り、恨み、悔やみ……人間だから当然あっただろう。しかし、彼は愚痴や不満は一切口にしなかった。自分に何が足りなかったのかだけを考えて前を向いた。後に「落ち込んでいるひまはないと思った」と当時の心境を語っている。
●運動能力が群を抜いているわけではなし、スピードがあるわけでもない。器用でもないし、アスリートにしては体も硬い。それでも53歳まで現役を続けてこれたのは、どんな試練にも歩みを止めず、不運を人のせいにせず、すべてを通過点と考えて前を向いてきたからではないか。体を鍛え、技術を磨きながら、彼はそんな心の修練をずっと続けてきた。だからカズは今もピッチに立っているのだと思う。
●53歳カズ なぜピッチに立てた今季初の公式戦出場を果たし、ルヴァンカップの最年長出場記録を大幅に更新した53歳の三浦知良との一問一答は次の通り。
●どんな思いでこの試合に臨んだか。
●今なお新型コロナウイルスの感染が広がっている中で、自分たちがお客さんの前でサッカーができる機会をもらえて、本当に幸せだなと思った。
●立ち上がりに激しいプレーを見せた。独特の緊張感などあったか。
●緊張感というものは自分はいつも持ってピッチに立っている。そういう面ではどの試合も変わらない。チーム全員に戦う気持ちを見せたかったので(相手に)遅れてスライディングにいった。気合をチームメートに示したかった。
●惜しいヘディングシュートもあった。
●マイナス気味に戻る感じになって難しい形。もう一つタイミングが良ければゴールになっていたと思う。
●中断中にチームは攻撃的なスタイルにさらに進化。若手との競争などどう向き合ってきたか。
●ハードワークが必要になって、1対1の局面が多いので、僕みたいな年齢になると大変なことも増えるが、それはチームスポーツでは全員が求められるもの。練習の時からそれを心掛けている。
. 暦では立秋の今日は8月7日(金)。晴れときどき曇り。24~35度。気温は朝から高く、日中は35℃前後まで上がる見込み。各地で危険な暑さとなり、湿度も高く、30℃以上の時間が長く続く見込み。家の中でもこまめな水分補給を心がけ、エアコンを使うなどの熱中症対策が必要となるとか。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①6月の家計調査(総務省)。②7月の米雇用統計(ワシントン)。私は11時30分子安脳神経外科(胸部CT)。15時40分W歯科。医者通いが続きます。二俣川のジョイナステラスと希望が丘のスーパーDで週末の食材を補強。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は鳴子百合氏の句です。
●母という見本があった老支度 鳴子百合
(みんな違ってみんないい鑑賞それぞれお楽しみ下さい。)
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