●相手と将棋に礼を尽くして…誰よりも低く、深く下げる藤井聡太棋聖の「お辞儀」は100の言葉よりも響きあいます。(毎日新聞デジタル、読売オンラインなど)
●悲願を達成した勝利の瞬間、深々と頭を下げた。負けた時は潔く、勝った時は相手への敬意を表し、より深く。藤井聡太新棋聖(17)は対戦相手に、そして将棋に対して礼を尽くしてきた。通算185回目となった勝利のお辞儀。目の前にある盤よりもさらに低い位置まで位置まで下げた頭は、日本中を驚かす最年少タイトル獲得へと導いた謙虚さを示す、何よりの証拠だった。
●世の中の負けず嫌いが集まった、と言ってもいいようなプロの将棋界。当然、藤井棋聖も筋金入りだ。幼少期から、将棋に負けると大泣きして悔しがったというエピソードは、これまで何度も語られている。プロ入りしてからも、あどけなさが残る中学生時代は、対局中に自らの太ももを強く叩いたこともあった。今でも自身の劣勢、敗勢を悟った時は、がっくりと肩を落とす。プロ入り4年目で、わずか34敗(185勝)しかしていないが、がっくり過ぎるほど「がっくり」する様は、ファンにはお馴染みにもなっている。また、はっきりと敗勢になってからも、すぐに投了することはない。むしろ長い。大逆転を狙うというよりも、敗戦も受け入れるのに時間がかかるのだろう。詰将棋でも随一の能力の持ち主であることから、最終盤で自分が負けていることは、一目見ればわかる。それだけ「負ける」ことが受け入れ難いのだ。
●人は勝負事で、勝つ時よりも負ける時ほど人柄が出るという。ぎりぎりまで負けることに抗った上、ようやく気持ちの整理がついたところで「負けました」と、しっかり言う。日頃から取材をしている報道陣であればよく知るところだが、藤井七段は決して声が大きいタイプではない。カメラマンのシャッター音が重なるということもあるが、対局後に決まって行われるインタビューも、マイクがなければ到底聞き取れない。この点については、14歳2カ月でプロデビューしたころから、あまり変わらない。インタビュー慣れはしたのか、質問に対して答えるスピードは上がったが、ボリュームにはさほど変化がない。ただ、投了を伝える言葉は、相手に聞こえるようにはっきりと言う。実に潔い。
●将棋に対してどこまでも真摯であることは、対局後のお辞儀に最も現れる。とにかく低い、深い。戦いの最中は前かがみになり、盤にのめり込むような体勢になることも多いが、お辞儀した頭の位置は、盤より低い。対局者からすれば、後頭部どころか首筋まで見えるほどだ。負けた時は自分が先に頭を下げることになるが、勝っても負けても相手より先に頭が上がることがない。プロ入り以来、ずっと目標に定めてきたタイトル獲得が決まった瞬間も、その姿勢が崩れることはなかった。
●将棋に対して、努力して強くなるというよりも、共に生きて強くなっているタイプだ。生活の中に将棋があるのではなく、将棋の中に自分が生きている。そんな感覚すらある。将棋のことを考えている方が、ニュートラルなのかもしれない。「なくてはならないもの」というレベルを超えている将棋という存在について、感謝の心を忘れない。だから毎回、深くお辞儀する。
●将棋の強い「藤井くん」は、プロの棋士として活躍するに連れて「藤井さん」になり「藤井先生」になった。公式の場では段位をつけて呼ばれてきたが、今度からは「藤井棋聖」になる。もちろん、将来には竜王、名人といったビッグタイトルで呼ばれる時も来るだろう。ただその時が来ても、きっと「藤井くん」の時と同じく、礼を尽くしてまた深く頭を下げる。
●Q呼び名はどうなる?
A段位ではなくタイトル名の表記に変更されるため、「藤井七段」から「藤井棋聖」になる。
●Q立場は変わる?
A無冠棋士との対局では地元の将棋会館が会場となり、上座の権利を持つ。藤井は関西所属のため、地元は大阪市の関西将棋会館。棋戦によって例外あり。対局では上座に座った上位者が駒を出したり片付けたりする。駒は上位者が「王将」を使用する。
●Q スケジュールに影響は?
A来期の棋聖戦5番勝負で防衛戦を戦う。他のタイトル戦予選では原則としてシード権を得る。王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の場合は2次予選からの参戦となるが、藤井は昨期の成績ですでに最終予選となる挑戦者決定リーグからの登場が決まっている。一般的に対局日程の過密さは避けられる一方、予選を勝ち抜いて得られる対局料は0となる。
●Q収入はどうなる?
A今回の棋聖戦の賞金額は非公表。今後の対局料に大きな変化はないが、イベントなどの出演料増加で結果的に収入アップ。日本将棋連盟の規定では詰め将棋作成料にも差があり、七段では1問3万3000円だが、タイトル保持者は1問5万5000円。藤井の場合、対局料・賞金に限れば過去2年連続して2000万円強。今年は3000万円台が予想される。
. 今日は7月18日(土)。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。雨ときどき曇り。19~25度。今日は①京都アニメーション放火殺人事件から1年(京都市、同社がインターネットで追悼映像を配信)。②サッカー女子 プレナスなでしこリーグが開幕。私は小降りになり次第、小学生のとき集団登校し、ケンカしながら一緒に遊んだ後輩I.H氏を訪ねます。彼の好物の煎餅を探し当てました。ところで、厚木・鮎の学び合いの句会報を拝受。お世話になりました。
●私の句
貧乏をしたね転んで虹見たね(虹)
憎み合う夫婦可愛い児が五人(憎む)
掃除機の後掃き直す老いた妻(入念)など
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