Loading...Loading...

●「鉄拳」振るう指導者。1月20日、横浜市内のホテルの入り口は受け付けの順番を待つスーツ姿の男性でごった返していた。(神奈川新聞)

●深紅のじゅうたんの両脇を豪華な祝いの花が埋める。王貞治さん、原辰徳さんらプロ野球界の往年のスター、アマチュア球界の著名な指導者たちが一堂に会す中、丸刈りの男性が大柄な体躯を揺らし、闊歩する。

●最敬礼で迎えられた主役は、横浜商科大学(横浜市緑区)野球部監督(当時)の佐々木正雄さん(70)。指揮官退任をねぎらうため、親交のある約1200人が集った。壇上の日本学生野球協会の関係者があいさつし、会場の笑いを誘う。「昨今、スポーツ界でもパワハラが問題視されています。佐々木監督のことは正直、心配でした」

●広く知れ渡るその指導法。佐々木さんは非難を覚悟した上で、胸の内を明かした。「自分の糧になった経験をいち早く伝えるには『鉄拳』が必要。早いうちに打つんだよ、鉄は」。1984年から指揮し、手を上げることも辞さない指導法を貫くこと35年。プロ野球界を始め、社会人の名門チームにも多くの人材を輩出した。

●自身の高校時代、野球部で受けた暴力が「鉄拳」を辞さない価値観を根付かせた。グラウンドに出ると、訳も分からぬまま先輩たちに怒鳴られ、殴られた。後に地面に置いたボールやバットをまたいだことが理由だと知った。

●「俺たちの時代は殴られても、誰も理由を教えてはくれなかった。自分で考え、答えを見つけて学ぶ。自分を作り上げる第一歩だった」と振り返る。

●「『体罰』は能力のない指導者が感情に任せてやるもの」と断じる一方、指導者として自身が振るってきた「鉄拳」は、それとは一線を画し、「自らも体験し、冷静さを保てる者だけが行う資格を持つ」が持論。使うのは平手に限った。それはしかし、どれほど言葉を重ねても現在は「体罰」と捉えられる行為だ。

●佐々木さんにとっての「鉄拳」は物事の善しあしを伝えるため、選手を思っての行為だった。ただ、本音を言えば葛藤があった。「手を上げた日は正直、なかなか寝付けない。彼らがどんな思いでいるかと気になった」

●もし同じ思いを抱く指導者がいれば、私はとるべき行動は一つだと伝えたい。振り上げた拳は誰にも向けることなく静かに下ろすべきだ、と。

●それは、体罰の被害を受けた元球児が集まる「BBCスカイホークス」(神奈川県大和市)の選手たちの悲痛な訴えと重なる。「指導者が結果を求められ、プレッシャーを感じていることも僕たちにはわかる。でも、勝つことだけが大事だとは思わない」「勝たなきゃいけないと思うと、どんどん窮屈になる。個人、チームに合った目標があっていい。これはきっと野球だけじゃない」

●必ずしも勝者が正しいわけではない。敗者が全てにおいて劣っているわけでもない。選手、指導者にとってそれぞれの「ゴール」を認め合い、互いを尊重する。それこそが部活動のあるべき姿だろう。

今日は7月25日(木)。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①日産自動車 4~6月期決算(横浜市)。②かき氷の日。私は午前中に庭の芝刈り。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は真理猫子氏の句です。

●在りし日の母が歌っている土鍋    真理猫子
(みんな違ってみんないい鑑賞それぞれお楽しみ下さい。)

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

殴られて一人その先考えた”にコメントをどうぞ

  1. 岡本 恵 on 2019年7月25日 at 12:18 PM :

    茂男さん、こんにちは。
    体験された人の言葉には重みがありますね。愛情ゆえという気持ちも分かりますが、難しいところ‥‥。それぞれのゴールを認め合い互いに尊重する。部活動のみならず、みんなで大切にしたい思いです。
    昨日の試合は粘りを見れてくれていい試合でしたね。選手も応援団もお疲れさまでした。来年は主役の立場。もう練習が始まることでしょう。いい部活の時間を過ごしてくれたらと思います。

    • 二宮 茂男 on 2019年7月25日 at 3:14 PM :

      恵さん、こんにちは。横浜商科大学の佐々木正雄さんはこの時代の代表選手。殴られた生徒はいっぱいいますよ。「ゲンコツは振るわなかった」「ビンタだけだった」とご本人がおっしゃるからそういうことにしておきますが、例外は沢山いると聞いています。また、昨日の試合神奈川新聞紙上の戦評ですと日大藤沢は「隙がなくいいチームだ」と。が、爺バカにするとその差は紙一重。巡り会ったチャンスを生かしたか、生かし切れなかったか。いい試合でした。選手も応援団も爺バカも泣きました。K君は鎌学は上に大学がないから部活をしながら受験勉強も続けます。この3年間頑張って欲しいと願っております。「カマガクガンバレ」のエールをありがとうございました。それにしても3塁側の応援席はフライパンの上のように暑かった。今日もありがとうございます。明日は台風接近とか。ご注意ください。

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K