Loading...Loading...

 今日は藪入り、この言葉には、貧しくよき時代の「家族のぬくもり」が染みこんでいる。が、いつの間にか死語になってしまった。藪のような草深い故郷へ帰るという意味らしい。正月と盆の16日に、奉公人が雇い主から暇をもらって、親元へ帰る習慣が消えた。先代の金馬師匠の落語「藪入り」を泣きながら聞いたのをふと思い出す。やんちゃだった息子が、奉公先で礼儀正しく躾けられ親にきちんと挨拶する。親のほうが、どぎまぎして、他人行儀な返事を返す。年2回藪入で親の愛に触れた貧しかった子と比べて、今の豊かな時代の子は「幸せ」なのだろうか。

 ところで、昨日の「時事作家協会2006年度時事川柳大賞誌上大会」選考委員会で、大賞に選んだテーマは安倍内閣の発足、「美しい国」を上5に据えた句にこだわった。ちなみに準大賞5句のテーマは①実感のない好景気 ②教育基本法の改定 ③イラク派遣の陸自撤収 ④荒川静香選手の「金」 ⑤「いじめ苦」の自殺。こうして、改めて振り返ると、スポーツのニュースを除くと、暗く嫌な年だった。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K