●電話もインターネットも使わず、手紙でしか予約できない宿があるらしい。なぜ今もまだ、
と気になった記者が泊まってみた。(朝日新聞デジタル 盛岡総局・御船紗子記者)
●岩手県沿岸部の野田村。人口4千人ほどの村にある築160年以上の「苫屋(とまや)」が今回の宿だ。
夕朝食付きで1泊6千円。どんな人が経営しているのだろう。
●オーナーは坂本充さん(61)と久美子さん(62)夫妻。1980年代のロンドンで出会い、2人で世界中をめぐった。
帰国してからは、トラックを改造したキャンピングカーで愛犬と日本中を走り抜け、たどり着いたのが野田村だった。
●人生で携帯電話を持ったことがないという充さんは「それで生きてこられたから。じゃあこれからも必要ないと思って」。
久美子さんも「手紙は自分のタイミングで読み、返事も書ける。それで十分」と話す。
●2人は苫屋からの収入のみで生活している。客がいない時などは、宿から1キロほど離れた自宅で過ごす。
電話やネット、テレビがないのは自宅も変わらず、世間の出来事は専らラジオから知るという。
●不便なことはないのか。ランチに来た常連客で、隣の久慈市に住む久慈公夫さん(42)が「電話がならないので諦めがつく。
ばあちゃん家に来たみたいにのんびりできる」と逆にメリットを教えてくれた。
●十数年前まで、宿の一帯は携帯の電波が入らなかったが、最近は、通信大手2社がつながるように。
「常連の間で『電波妨害して環境を守ろう』なんて話も出た」と久慈さんは笑う。
●1日最大3組を受け入れる苫屋では、年間延べ300~400組が訪れていた。だが、新型コロナウイルス禍の影響で、
ランチ客はほぼおらず、宿泊客は200組弱の見込みだ。「Go To キャンペーン」にも参加していない。
●入り口の消毒液以外は、以前と何も変わらない苫屋。「囲炉裏をかこむ時点で、人と人との距離が取れてるから」と久美子さん。
4月に一時休業した際は、常連客と文通して過ごしたといい、「コロナのお陰でできたことでもあるから」と
前向きに捉えている。
●新型コロナウイルスは、外出自粛やソーシャルディスタンスなど、これまでの「便利で快適な社会」を根底から揺さぶりました。都市での生活が様変わりする一方で、「特に影響を受けない」暮らしを続けている人たちもいます。
●築160年以上の建物を改修した「苫屋(とまや)」は岩手県沿岸部の山奥にあり、手紙でしか予約ができない宿として知られています。インターネットでいつでもサービスを受けられる時代には珍しいですが、宿泊客が絶えることはありません。
●囲炉裏を囲む時にできる自然な距離、自給自足に近い暮らしの強さ――。「苫屋」の営みを手がかりに、withコロナ、
そしてアフターコロナの時代の生き方を探るオンラインイベントを、12月17日(木)午後7時半から開きます。参加無料。
申し込みは専用サイト(https://tomaya2020.peatix.com/)から。
●イベントには、「苫屋」オーナーの坂本さん夫妻が登場。地方移住や持続性のある生き方に詳しい
「ソトコトオンライン」の北野博俊編集長とトークします。司会は朝日新聞盛岡総局で「#ゆるり脱デジ旅」を担当する御船紗子記者です。
凍りつく寒さの今日は12月15日(火)。曇りときどき晴れ。3~10度。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①2021年用年賀はがきの配達受け付け。②アメリカンフットボール 日本社会人選手権「ジャパンXボウル」(東京ドーム)。私は朝1で天照大御神、荒神さまなど我が家の神神にお参り。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は憧れの森田一二氏の句です。
●舌を咬む事の痛さに今日も負け 森田一二
(みんな違ってみんないい鑑賞それぞれお楽しみ下さい。)
●【兵戦は好むなかれ、忘るるなかれ】(曲直瀬道三)(「日本名言辞典」桑田忠親編)
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