●まれに見る大混戦となった大相撲秋場所。106年ぶりの新入幕優勝こそ逃したが、台風の目となり、最後まで優勝争いを盛り上げたのが前頭の翔猿(28)=本名・岩崎正也、追手風部屋=だ。175センチ、131キロと幕内では小柄な体ながら、「とびざる」のしこ名を体現する素早い動きで大型力士を翻弄(ほんろう)し、明るい人柄であっという間に相撲ファンの心をつかんだ。一躍、角界の人気者に躍り出た翔猿の生い立ちとは。【毎日新聞デジタル 黒川優記者】
●東京都江戸川区出身。三つ上の兄、十両の英乃海(31)=木瀬部屋=の後を追って小学1年から相撲を始め、中学に進んだ兄が「葛飾白鳥相撲教室」(東京都葛飾区)に入ると、同じ相撲教室に入門した。指導した佐久間幸一さん(70)は翔猿について「運動神経が良く、稽古(けいこ)も一生懸命やっていたが、目を離すとすぐ人にちょっかいをかけていた」と目を細める。兄のほか、千代大龍(31)=九重部屋=や剣翔(29)=追手風部屋=も教室の仲間で、週に3回、午後5時から遅い時は午後10時ごろまで稽古に励んだ。
●小学生のころは同学年の児童たちと比べて体が小さく、なかなか勝てなかったという。落ち込む翔猿を、佐久間さんは「うちの子はみんな中学に上がると強くなるから大丈夫」と励ました。中学に進んでからは体の成長とともに足腰がしっかりし、「一番気が強い」という理由から先鋒(せんぽう)を任され、3年時には全国大会で団体優勝も果たした。
●その後、強豪の埼玉栄高、日大へと進み、大学の先輩で尊敬する幕内・遠藤(29)に続いて追手風部屋に入門。2015年初場所での初土俵から2年半かけて関取に昇進したのに伴い、しこ名を本名から翔猿に改名。申(さる)年生まれと、「サルみたいに素早い動き」からしこ名に「猿」を入れることにこだわったという。当時からのファンで、十両昇進に合わせてサルのデザインをあしらった化粧まわしを贈った岡山県倉敷市の医師、藤野俊夫さん(72)は「人なつっこくてかわいくて、妻が大ファンになってしまった」と話す。
●今場所の幕内昇進に合わせ、青い締め込みも新調した。大型力士に真っ向から立ち向かうためにけがも多かったことから、後援者と話し合い、医療従事者への感謝を示すシンボルカラーの「ブルー」に決めた。コロナ禍で夏場所中止も経験し、翔猿は「相撲を取れているのは、医療従事者の方々のおかげ」と話す。藤野さんは「同じ医療従事者としてありがたい。いろいろなところに気を配れる『サルちゃん』らしい」とうれしそうだ。
●場所中、「楽しむ」と繰り返し、最後まで笑顔を絶やさなかった翔猿。28歳にして、さっそうと現れた「角界の人気者」の今後に注目だ。
●一方、昭和以降91人目の大関となり、過去、昇進後も本名を使用したのは輪島、北尾、出島、高安の4人だけで5人目の本名大関となる見込みだ。北尾は横綱昇進を機に双羽黒に改名した。本名横綱は輪島しかいない。
●正代は「珍しい名字だと思うし、今、このしこ名で皆さんの中にあるなら、この名前を変えたらといけないと思う。師匠からも(新十両昇進時に)『正代はいい名前だからそれでいこう』と言ってくださった。これからも正代でいけたらと思います」と言い切った。
●大関となれば、横綱を目指す地位。「そういうのは大関に上がって実績を積んでからと思う。まずは大関で活躍することが先」と冷静に話した。明日の大関昇進口上が楽しみですね。
. 洗濯日和の今日は9月29日(火)。晴れたり曇ったり。17~24度。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①第1回米大統領候補討論会(オハイオ州クリープランド)。②招き猫の日 日本招き猫協会が制定。「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)の語呂合せ。この日を中心に、伊勢の「おかげ横丁」の招き猫まつり等、全国各地で記念行事が開催される。私どもは朝1で墓地の彼岸の供花の処分。かみさんが友人の高層マンション宅へ招かれ、私はお留守番の芝刈りです。ところで、大阪の日川協から「日川協通信」125号を拝受。第22回全日本川柳誌上大会の入選作品ベスト10の記事がありました。なお、参加者は1.358名とか。
●第22回全日本川柳誌上大会の入選作品ベスト10(参加者1.358名)
新しい住所仮設を出た知らせ 秋山了三
やっと会えたねと命を抱き上げる もりともみち
わたくしが冷めないうちに召し上がれ 富田房成
ヘルパーに青春語る元兵士 成田都揮洋
満足のエンドロールに「完」がない 竹内 浩
一番の幸せ君が此処にいる 木崎栄昇
白いのをふあっと着せてやりました 小梶忠雄
咲ききった誇り凜々しい落ち椿 安藤敏彦
大輪を咲かせ名乗りはしない土 福村まこと
小さな輪でいい始めはふたりから 糀谷和郎
Loading...
















































