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●いまや海外からの登山者も急増する富士山で起きた痛ましい事故。その原因はともあれ、ご来光見たさに焦る気持ちが落石につながることもある。(※AERA 2019年9月9日号)

●恐れていた事故が、起きてしまった。関係者はそう口をそろえる。8月26日、東京都在住のロシア人女性(29)が富士山の山頂付近で落石にあい、亡くなった。落石が自然に起きたものなのか、人為的なものなのかはわかっていない。しかし、富士山の登山環境を鑑みると、いつ起きてもおかしくない事故だった。

●山梨県警によると事故が起きたのは朝5時ごろ。被害女性は日本人の夫とともに、前日25日の午後9時ごろに5合目の登山口を出発。夜通し登って山頂まであと200メートルほどのところで落石にあったという。

●富士山の山頂付近にはこの時間帯、山頂でご来光を見ようとする人の長い列ができる。女性のように前夜に登山口を発ち、徹夜で登る人もいるが、多くは途中の山小屋で仮眠してから出発する。女性が登っていた吉田ルートは富士山登山者の7割程度が集中する人気ルートで、8合目で別のルートと合流してさらに混雑度が増す。このルートから登山する人は、多い日で1日5千人超。うち、山頂でのご来光をめざす人がどれだけいるか正確なデータはないが、山小屋の定員や予約状況から考えると3千人を超える日もあるとみられる。これだけの人数が鈴なりに連なり、狭い登山道を一歩一歩登っていく。渋滞で身動きが取れなくなることもある。事故があった日も、シーズンが終わりに近づくなかで数少ない晴天が見込める日とあって、休日並みの込み具合だった。

●そんな日には必ず起こる問題がある。長年、富士山専門誌の編集に携わる山岳ライターの佐々木亨さんはこう話す。

●「山頂でご来光を見たいと焦る気持ちから登山道のロープをまたいでルートを外れ、上を目指そうとする人や、逆に休憩するために道を譲ろうとコースを外れる人が少なくありません」

●県や山小屋関係者の尽力もあり、富士山の登山ルート中には落石につながりそうな石は多くない。しかし、ルートを一歩外れると、もろい石や崩れやすい石がいたるところにある。シーズン中は要所に誘導員が配置されるが、ルート中すべてを監視するのは不可能。なかには誘導員の制止を振り切ろうとする人さえいる。大きな事故にはつながらなかったが、これまでもルートを外れた登山者が石を落とし、下から登ってくる登山者にぶつかったり、ぶつかりそうになる事例は散見された。

●山頂の山小屋で働きながら富士山の撮影を続けるフォトグラファーの小岩井大輔さんも同様の指摘をする。

●「山頂でも、ロープをまたいで立ち入り禁止場所に入る人が後を絶ちません。シーズン中に注意しない日はないくらい。少しでもいい場所でご来光を見たいのはわかりますが、危険です」

●立ち入り禁止にしているのは、立ち入った人自身が危険な場合もあるが、落石を引き起こして下にいる登山者が被害を受ける恐れが大きいからだ。

●「落石にまで頭が回っていない人が多い。でも、混雑する登山道上に石が落ちれば避けようがありません」(小岩井さん)

●富士山はもともと落石の多い山だ。1980年には死者12人を数える大規模な落石事故が起きている。7合目付近から転がり落ちた石が5合目の車を直撃し、車内にいた人が亡くなった例もある。それでも近年、重大事故が起きていなかったのは、危険な石を取り除いたり、落石避けの遮蔽物を設けたり、登山ルートを書き換えたりといった努力が続けられてきたからだ。

●今回の事故が、立ち入り禁止場所に立ち入ったことで引き起こされたのかはわからない。だが、身勝手な行動が無関係な誰かの命を奪うことにもつながりかねない。山に登る以上、そのことは肝に銘じておきたい。

●私は横浜市健民少年団の子供たちの「弱いグループ」の責任者でしたので八合目まででしたが一度はいいですよ。外国人さんが増えているそうです。

今日は9月6日(金)。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①7月の景気動向指数(内閣府)。②ラクビー ワールドカップ壮行試合日本代表ー南アフリカ代表。私は正午かみさんと待ち合わせでランチ会と食材補充。15時妙蓮寺で県無形文化財曲題目の稽古。ところで、みんな違ってみんないい川柳。今日は岡谷 樹氏の句です。

●スリッパの裏側までが守備範囲    岡谷 樹
(みんな違ってみんないい鑑賞それぞれお楽しみ下さい。)

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富士山が叱る気楽な登山客”にコメントをどうぞ

  1. 岡本 恵 on 2019年9月6日 at 10:26 AM :

    茂男さん、こんにちは。
    登山を楽しむにはリスクもつきものとはいえ、いたましいことでした。足元に気をつけて歩いているから、どうしたって頭の上までは注意も行き届かないものですね。幸いなことに個人的には山歩きにはいい思い出ばかり。でも遠くから眺めているのも悪くないかな。
    茂男さんは少年団の引率で八合目まで行かれたんですね。そこまで行けば十分に富士登山を楽しめそうです。でも大勢を連れて歩くのは気苦労も多かったことでしょうね。一度は行ってみたいものですがまだ実現できていません‥‥。

    • 二宮 茂男 on 2019年9月6日 at 2:38 PM :

      恵さん、こんにちは。富士登山、8合目からから山頂はすぐそこに見えます。ところが、そこから山頂までが容易ではないのです。登ってる登っても変わらない。私はそこで山頂をめざすのを断念しました。山歩きにはいい思い出ばかり、羨ましいですね。私は5合目あたりで客を乗せた馬ががれきの歩きにくい登山道を泣きながら懸命に昇っているのを見ました。大きな目に涙をいっぱい溜めていました。その時の馬の哀しそうな目を忘れることが出来ません。今日も厳しい残暑ご自愛ください。私はこれから妙蓮寺です。

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