●認知症の方は、直前の記憶が失われることで、食事をした直後でも「食事はまだか」「まだ食べていない」と言い、家族が困っていることがあります。そんなとき「何を言っているの! たった今食べたじゃないの!!」と叱りつける介護者を時々みかけます。しかし、本人は「本当に覚えていない」のだから仕方がありません。それは記憶障害という「脳の障害」の症状のひとつです。
●「足の障害」がある人に「歩けないこと」を叱っていることと同じです。本人を叱りつけることは、自尊心を傷つけて自信を失わせてしまうこともあります。その結果、自宅に引きこもってしまい、社会とのかかわりがなくなることで、さらに認知機能が低下するという悪循環を引き起こしかねません。「食べた、食べていない」より話題を切り替えよう
●10年ほど前のことですが、長期療養型の認知症専門病院で仕事をしていたとき、朝食直後に病棟にいると「栄養士さん、食事はまだ?」と聞かれることがよくありました。最初は「あら、さきほど召し上がっていましたよ」と返していましたが、本人は首をかしげて納得していない様子です。そして少し悲しい表情をするのです。
●その5分後、また同じように声をかけられました。「給食はまだなのか」と。そこで私はこう答えました。「いま、厨房(ちゅうぼう)で調理師さんたちが腕によりをかけて料理を作っています。今日はちょっと手間のかかる料理だから、少し時間がかかっていますので、もうしばらく待っていてくださいね」と。そうすると、その患者さんは「そうなの。どんな料理かしら。楽しみね」と言って笑
みがこぼれました。
●すかさず「〇〇さんは、どんな料理が好きですか? 献立を立てるときのヒントにするので教えてください」と言うと、うれしそうに「食べたい料理」を挙げてくれます。そんな話をしていたら、「食事を食べていない」と言わなくなりました。「食事を食べない」のは「食べ方」がわからないから?
●認知症といっても、タイプによってその症状の表れ方はさまざまです。アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症が「4大認知症」と呼ばれています。同じタイプの認知症であっても、その方の性格や環境によって、進行度や症状の表れ方はひとそれぞれ。「こうすれば解決」という正解がないのが難しいところです。
●「目の前に食事が出ていても食べ始めない」という方は、「食事が見えていない」、もしくは「食事の始め方」がわからなくなって、止まっていることがあります。前者は白い茶わんに白いご飯だとコントラストが少ないために見えにくいので、塗りの食器に替えてみるとスムーズにいく可能性があります。後者の場合は、隣で「一緒に食べましょう。お箸を持ってください」と声をかけ、自分が食べる様子を見せながら、最初の一口をやさしく促したり、右手に箸、左手に茶碗を持たせて手を添え、最初の一口を口に運ぶお手伝いをしたりすることで、食事を始められることもあります。
●つまり、「食欲がないのね」とすぐに食事を下げてしまうのではなく、「食べ始めるお手伝い」が必要なのです。「何をしているの? はやく食べなさいよ! 片付かないじゃないの」などと叱らず、食べない理由をぜひ観察してみてください。
●また、脳血管性認知症の方の場合は、脳の障害によって料理の片側を認識できないために、手つかずのまま食事を半分残してしまうことがあります(半側空間無視という症状です)。その場合は、お皿をクルッと半回転して、「認識」してもらうことで、全量食べられることがあります。残したくて残しているわけじゃないのです。
●高齢の二人組。介護されるのは私かかみさんか。二人に一人です。病気の特性を知ることで、冷静な対処が可能になることもありますね。信頼のおける専門職に相談しましょうね。
今日は6月26日(水)。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は真夏日とか。①通常国会末期②フランスのマクロン大統領が来日。私は12時蒔田の南センターで川柳Uの会の学び合い。ところで渡辺貞勇氏から「時事作家協会報」を拝受。巻頭言で貞勇氏曰く「『よい草を干したとしゃれる暑気見舞い』(柳多留9篇)暑気見舞い(お中元に歩く頃は、土用の虫干しの時期でもありました。訪れた先で、諸々の品を部屋中に干しているのを見て『いい質草がありますね』と冗談を言ったものでした」と。
●貞勇氏の句
徘徊の周遊券を持て余す
同居して段々狂う周波数
穏やかな風を嵐にする雀
通販でロープを買って書いた遺書
切れ易い紐が人気の長寿国
別腹はビクともしないバイキング
白アリが巨木を揺する自爆テロ
年金の宿題背負うランドセル
濃いルージュ木枯らしに逢いに行く
九条の蛇行を闇がかしかける
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茂男さん、こんにちは。
平均年齢72歳の3人家族です。綱渡りのような毎日ですが、恙無く過ごすことが一番の幸せと実感しています。生きている間は元気で長生きを目指しましょう。
お昼は先日懸賞で貰ったタコ焼き器の出番でした。どう見ても3〜4人分はありそうな山盛り。今日は二人で食べてしまってお腹いっぱいです〜。
サツキの手入れはなかなか難しいそうですね。家では今年はあまり花が付きませんでした。剪定の具合なのでしょうか。それとも陽気のせいかな。丹精されたお庭も、きっと喜んでいることでしょう。暑い時の庭仕事は熱中症にも気をつけてくださいね。
恵さん、こんにちは。まだまだお若い3人さん家族です。お元気で毎日を楽しくお過ごし下さい。お昼はタコ焼きでしたか。単調な日常の格好のアクセントですね。それも3〜4人分をお二人で召し上がられましたか。私も大好きです。また、サツキの手入れは自己流ですが、花が終わった木から順次切り込むのがいいようですね。早咲きも遅咲きもありますが、全部が咲き終えるのを待っていますと、早咲きの木は来年の花芽を出してしまいます。それを刈り込みますと来年花のつきが悪いようです。順番で整理しますと①ツツジの早咲き②ツツジの遅咲き③サツキの早咲き④サツキの遅咲きになりますが、②と③は前後する木もあります。まとめて一気になんて考えないで、1株でも2株でも花が終わった木から順次刈り込むのがいいと思います。今日もありがとうございます。明日から雨が続きそうです。明後日は大雨とか。お気をつけください。
二宮茂男さま
認知症のお相手の仕方参考にさせていただきます。ありがとうございました。
紀伊子さん おはようございます。老いは冷淡で厳しいですね。お元気で。