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郷土の伝統を受け継ぐ各地の祭りが、財源の安定確保に苦しんでいる。来場者数過去最低を記録した徳島市の阿波おどりも、財政難が混乱の引き金だった。集客力のある有名な祭りの主催者からも「毎年、毎年が勝負」と、苦しい台所事情を訴える声が上がる。

●北海道の初夏の風物詩YOSAKOIソーラン祭り。「辛うじて黒字でやっている」と組織委員会の奥野拓事務局長は話す。祭りの規模拡大により会場設営や警備の経費は増加傾向にあるが、運営のための公的な補助金は受けていない。協賛企業の顔触れは毎回のように変わり、資金確保は不安定だ。「もうけを目標にしているわけじゃないが、毎年、毎年が勝負だ」と危機感を募らせる。

●諏訪神社の神事として400年近くの歴史を持つ長崎市の「長崎くんち」も事情は同じだ。氏子らによる奉納踊りでは傘鉾や山車、衣装などの費用で市内の各町ごとに約3000万円が必要とされ、長崎伝統芸能振興会の担当者は「住民らは資金集めに苦しい思いをしている」と話す。県外から移ってきた新住民の中には、祭りの伝統に理解を示さず資金負担を渋る人もおり、財源確保は綱渡りだという。

●運営側も手をこまねいているわけではない。京都・祇園祭の祇園祭山鉾連合会は、運営費の負担軽減のため、2017年からインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」の活用を始めた。17年は1300万円超、18年は400万円超といずれも目標額を上回る資金調達に成功。連合会は「プロジェクトにご協力いただき、祭の熱気、風情を感じてください」とサイトで呼び掛ける。

●青森ねぶた祭は、観覧席のチケット販売落ち込みと警備員などの人件費高騰を理由に、17年に観覧席の料金を約15%値上げし、3000円とした。実行委員会事務局の担当者は「先人たちがやってきたことを受け継ぐのが務め。大事にしていきたい」と理解を求めている。

財政難で削りやすいのが「文化」関連とか。私共の小さな郷土民芸県の無形文化財「曲題目」へのお恵みも年10万円強がゼロになって久しいです。

今日は8月19日(日)。俳句の日とか。語呂合わせですね。今日がお誕生日の方、おめでとうございます。今日は①お盆期間の海外旅行客帰国ピーク(成田空港ほか)。ところで、杜 青春氏から「台湾川柳」7月号を拝受。ありがとうございます。相変わらずのご盛会です。今回の名句は次の通り。

●課題吟「南雲」
設計図南に書いた母の居間           大戸和興
台南市八田の絆脈脈と                 遠藤隆久
着陸や南無阿弥陀佛数十回           陳  瑞卿
南向き終の棲家の前にビル           竹内敏郎
川柳は世のおかしさの指南役         渡邉邦昌
南北の境界跨ぎ政治ショー           岡田憲一
ゼロ戦一機南の海へ行ったきり     遊       人
雲行きが怪しくなった空財布        村下おさむ
十六夜の月が雲間でかくれんぼ     山野寿之
悪人みな支那大陸に雲隠れ           高       薫
きのこ雲忘れてはならぬ広島忌      蔀    帆子
戦争の記憶最後はきのこ雲           佐竹明吟
病院へ雲隠れする偉い人              遊       人

●自由吟
美しい日本語聞きに台湾へ            遠藤隆久
冗談に潜む本音を聞き分けよ         高       薫
朽ちつつも昭和の残り香青田街     迫田勝敏
加齢です昔紅顔今厚顔                 齋藤   毅
電飾をつけた街路樹不眠症          大石洋子
褒められてその気になれる得な質    伊藤のぶよし
予報見てデートに誘う梅雨晴れ間  星野睦悟朗
深呼吸が過呼吸になる朝帰り       杜    青春

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資金難次はねぶたも阿波おどり”にコメントをどうぞ

  1. 岡本 恵 on 2018年8月19日 at 12:46 PM :

    茂男さん、こんにちは。
    伝統とひと言で言っても、きちんと伝えて行くのは難しいことですね。人もお金も必要です。縮小されたり消えてしまうものもあることは仕方のないことかとも思いますが、それも簡単ではありませんね。
    茂男さんの関わる曲題目も予算のない中での継承へ大変なことと思います。お仲間さんや興味を持つ子どもたちを集めるために市や学校も動いてくれたらいいのに〜!
    静かな日曜日です。今日も全国で穏やかな一日となりますように。

    • 二宮 茂男 on 2018年8月19日 at 2:07 PM :

      恵さん、こんにちは。文化支援の予算は圧力団体もないし、県議や市議も動かない。削りやすいのですね。が、神奈川県の無形文化財、それに、今や、全国で妙蓮寺だけが継承しているなんて言われると止めるに止められない。また、川柳大会の「賞」も県知事、市長さんはカップか楯を買ってくれますが、教育長、市教育委員会賞になると名義を使わせるがカップ・楯は主催者側で用意してくださいとなる。また、我々の曲題目も10万円が8万円になると、年々、1~2万円削られ4~5年でゼロになりました。神奈川県も横浜市も文化振興予算は脆弱です。また、午前中にK8の仲間お二人、老人会の仲間から電話があった後は、我が家も静かな日曜日です。火鉢のメダカ宿の辺りで小さな秋を見つけました。今日もありがとうございます。

  2. 杜青春 on 2018年8月20日 at 9:10 AM :

    二宮先生
    早速当会紹介してくださりますよう、本当にありがとうございます。
    また今後とも宜しくお願い致します。
    杜青春

    • 二宮 茂男 on 2018年8月23日 at 7:47 AM :

      杜青春さん お仕事と両立頑張ってますね。お手数をおかけしますがこれからもよろしくお願い致します。夏のお疲れが出ませんように。

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