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「川柳作家ベストコレクション 勢藤潤」シリーズ(43)

自戒の念を込めた句である。化学会社に勤め、化学研究を生業とし、新しい化合物を作ることが人類の発展に寄与すると思い込んでいた。実際、科学(化学)の発展は目覚ましく、人類の生活の向上に寄与してきたことは間違いはない。一方で本来生活圏にない化学物質の登場は生物の生活を脅かすようになっていった、ホルモンの異常のように…。環境問題はこの頃はあまり問題になっていないようだが、確実に生物の生存にとって脅威になっている。政治家は票にはならないので経済発展ばかりを強調するが、いつかしっぺ返しを食らうことになるだろう。全世界の人々が等しく永久に生存していくためには江戸時代の生活に戻る必要があると言う科学者もいる。が、一度手にした生活の甘受を手放す人はいないだろう。人類の億年の歴史の中のこの百年で化石資源を使い果たそうとし、温暖化ガスを放出し、本来地球上にはない物質を産み続けている、人類の一番の問題がここにあるが政治家たちは目をそらしている。以前には自戒を込めて「日本環境倶楽部」という団体に属していたこともあるが、警鐘を打ち鳴らす強力なリーダーが欲しい!古い知人に「エコ川柳」を出版した人もいらっしゃるが、川柳の力は役に立つだろうか?

便利さは手放せぬのにエコを説く   潤

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