なくてもある
お金がない
そんなに貧乏とは思わないがお金がない
5kmを越えないうちに自動販売機で水ボトル
なのにポケットには五千円札しかない
時間がない
24時間の三分の二は起きているのに
あれとこれと何とそれをこなしていると
川柳をまとめる時間がない
若さがない
でもバカさはある
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料理上手
むかしむかしおばあちゃまにも娘時代があったそうです
うれし恥ずかしドライブデートは海の見えるところ
ランチは外で二人きりということでおむすびをせがまれました
今思えば形も大きさもソフトボールのようでありました
上品で美味しくて完璧なまでのおむすびが出来上がるまでには
紆余曲折がどれほど重な...【続きを読む】
夏だね!
去っていった季節のことなど
もう誰も覚えてはいないのだろう
たいした兆しもなく
すんごい速さで幕が開いた
命そのものになる時だから
惜しげも無くみんなさらけ出して
抗うこともせずに呼吸だけになる
心と体が一つになってくる...【続きを読む】
でんでんむしむし
土曜日の夜に雨が降ると
天気図の前でまた誰かが大げさに叫んでいる
この週末は土と暮らそうというのが
姫とおばあちゃまの約束なのです
一番おっきいブルーシートを
てるてる坊主を作る代わりに
ジャガイモ畑に広げてみてはどうでしょう
風で飛ばない魔法より雨の降らない術はないの
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めぐみの振れ幅
振り子みたいに右に左に
ブランコみたいに前に後ろに
きっといつも揺れているんだよね私
等速運動なら心地よくて
加速度的ならトキメいている
エレベーターみたいな上り下りも
揺れてるっていうのかな
3Dなんだからアリだよね
ホントは4次元なんだから
実はもっとフクザツ
ある日...【続きを読む】
雨だからこそ
すみっこにいた私に空からの雫
肩にそっと大きな手が置かれた気がして
めまいでも感じていないかと心を探った
そこを真ん中にした手まり咲きの花たちは
今年最初の色に染まり始めている
決められてしまったのかここからは自由なのか
晴れた青も
乾いたそよ風も
涼やかな温度もないのに...【続きを読む】
おばあさんはセンタクに行きました
スイッチは入ります
スタートもします
水も出ます
でもいつまでたっても動きません
いくらセーブしても
たまる一方の汚れ物
たらいも洗濯板も井戸端もありませんから
川べりへでも行きましょうかおじいさん
そこで二人は
国道のほとりの◯’sデンキへと向かいます
最新型から安すぎ...【続きを読む】
風来坊
泣きそうだなぁと思っていたらやっぱりね
土砂降りまではまだありそうだけど
哀しいのか淋しいのか口惜しいのか
どれでもないのに雨予報
パチンと指を鳴らすこと位で
高気圧と低気圧が入れ替わってくれて
澱んだ空気が谷間を吹き抜け
誰かさんのところまで届くといいなあ
起伏のある喜...【続きを読む】
めぐみの動静
電話線のことだからと
電話会社に電話しました
電柱の黒いボックスの蓋を
黒いカラスが開けていたのです
自動音声応対から
あまり待たずにオペレーターへ
最後のアンケートまで答えてから
数十分で現場処理という迅速さでした
でも本当に困っているのは
トノサマ...【続きを読む】
梅雨が来る前に
空も飛べるはずなのに
なぜか高いところは
苦手な魔法使いさんです
知り合いさんが切ってくれた高枝は
二人できちんとまとめたのを
別の知り合いさんが処分してくれました
人脈も魔法のうち?
スマホに向かって
何やら唱えていたようですけどね
ところで
庭の畑の桑の...【続きを読む】
人生が二度あれば
夏はいい
去年の紫蘇が片隅に顔を出す
日曜日なら寝ている間に夜が明ける
落葉樹も常緑樹も命の再生のように今を謳歌する
私がわたしを生きるのは
一度きりのことだと
まだ終えてもいないのに知ってはいる
だ...【続きを読む】
First of May
「塩ミルク」の味が知りたくて
太ったウォレットの彼を誘ってのドライブです
何というナイスチョイス
光も風も影も私の気持ちさえも
ぜ~んぶお見通しのいつもの魔法
もう少しで
私の息子から卒業だね
明日の雲はどんな形?
たくさんの人出の中で
他愛のない会話は続く
私は「時間よ止まれ」とつぶやいた...【続きを読む】
平成さるかに事情
小さい人4人
大きいの9人
そこへおむすびが4っつだけ
サル年の私が知恵を使います
焼いても増えないので
お腹いっぱいになった頃
「そうだ、あれもある」
そう言ってスミの方で焼いてもらうのでした
まだ炭火が爆ぜている間は
食欲とサーブの激しい戦い
あらかた出来上がる頃に
そちこち...【続きを読む】
足元の空
雨がたくさん降ったのでもないのに
この水たまりに映るものたちは
水晶玉のテレ-ビジョンか
タイムトラベルの予告編なのか
明日には仕上げるつもりの TO DO が
出来上がらないからとまた自分を責めて
目が覚めた時には生まれ変わっているはずなのに
しかめっ面の自分にしかめ...【続きを読む】
一理ある/Anyone got a point
謎のストーンサークル見いつけた
だれがこんな重たいものを
何のためにまあるく並べたのか
私は知らなくてもきっと一理ある
力強い緑とその先には可憐な花
虫が飛んで風を呼んで実をつけるはず
なのにどうして土の中にたくさんの子供達
そんなジャガイモにだって生きるための一理はある
走り出せば正直苦しいこ...【続きを読む】
まぼろしの10マイルレース
出ると決めたのは私
そしてDNSも私の決断
DNFではないのだから
下を向く必要はない
トレーニングに落ち度はなくて
故障もないしコンディションは良い
エントリーからの数ヶ月
とても楽しかったと振り返る
出られない人がいるからという理由ではなくて
二人で走ると決めてあるのだから当然の決...【続きを読む】
花の便り
冷たい空気と
新しい季節の
せめぎ合いの中
風は運ぶ
虫たちとの出会い
群れて咲いても
一人でいても
ひとつひとつは
咲き誇り
未来を前に
震えもせずに
竦むこともなく
すぐ過去になる今を行く
そこがどこかではなく
今がいつかでもない
在るということ
咲くということ
たどり着くまでは
&nbs...【続きを読む】
ロングディスタンスタイムトライアル
日曜日の練習は早朝の人気のないグラウンド
真剣にウォーミングアップとストレッチ
二週間後の本番にまるで練習のように望めるように
何日も前から今日のスケジュールは決まっていました
10,000m タイムトライアルです
シンスプリントのコーチの目の前で
ベストタイム
ちょっとだけラ...【続きを読む】
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