「杏子の梅酒の物語」
母さんと呼び合っている母と妻
名前こそ「よし子」と「芳江」で似ていたが、血液型はO型とB型、決断の早い母と様子見の妻は正反対の性格に見えた。そんな二人の妙な一致点は、耳の大病で難手術を受けた経験。「同病相憐れむ」とはよく言ったもので、正反対の性格を認め合い諦めあう関係になり、近隣...【続きを読む】
ある夜の長電話
Jさんから妻Yに電話。「あっ、もしもしYさん?朝からKさんにずっと電話掛けているのに、出ないのよ。なんかあったんじゃないかしら?心配で仕様がないのよ、Yさんからも連絡して確かめてくれないかしら」傍受した主用件は以上であり、復唱してみると約10秒の内容である。ところがである。この電話は延々と25分強...【続きを読む】
水色違いとハンカチ違い
以前のブログに、敬愛するN先生が酒席で「水色のハンカチ」をアカペラで歌われたことを書いた。そのときに、「赤いハンカチ」と取り違えられたら迷惑だなと考えていた。
ところが、N先生が感情をこめて「水色のハンカチをひそめる習慣(ならわし)が」と歌われたところから、「水色のハンカチ」とインプットしていた...【続きを読む】
目に入れて・・・・言い忘れたこと
「目に入れて・・・・言い忘れたこと」はN先生の句の方である。
目に入れて痛くない子が目に余る
① 幼い頃は「目に入れても痛くないほど可愛かった」我が子であるが、近頃は目に余 ることばかりである。
② 「今でも、目に入れても痛くないほど可愛い」我が子ではあるが、時折りは目...【続きを読む】
目に入れて痛くないもの
昨日のこと、 目に入れて痛くないもの父に母 という句に出会った。東京都練馬区のある句会でのことである。月例会の最終プログラムで、席題「目・表現自由」で選ばれた句である。句会の様子を発表するのが目的ではないので、作者や選者の方に失礼があったらご容赦願いたい。
以前に江畑哲男氏の「孫句論」に触発さ...【続きを読む】
日記帳に思い出ばかり綴る癖
捨て難いものに、人物の映った写真、時計、眼鏡、古い手紙、日記帳などがある。もう絶対に着ることはないだろう古着の山や、将来息子が処理に困るだろう書籍や雑誌などに比べれば、嵩が知れているのだが、やはり捨てられない。
捨てられない理由その一、かつて時計屋の看板が決まって「時計・眼鏡・貴金属」であったこ...【続きを読む】
「今日の明日」のお誘いですが
手と足をもいだ丸太にしてかへし 鶴彬の生涯
「鶴彬の生涯」演劇DVD鑑賞会お誘い
日時:2015年5月16日(土)開場13:00 開催13:30~17:00
会場 新宿区若松〉地域センター 都営大江戸線若松河田町駅下車5分
資料代 500円
上映後 鶴彬役の枝川吉...【続きを読む】
「貴重な体験」と腹を立てない楽しさ その3
時期は恐らく「その1」と「その2」の少しあとくらいかな?いずれにしろ「岩倉具視様」が当たり前の顔で登場する頃ではある。ところは、マクドナルドやケンタッキーのような対面販売の、例の「お持ち帰りですか、お召し上がりですか」と決まって問う店舗である。仮にハンバーガーやフライドチキンを5人前買っても、律儀...【続きを読む】
「貴重な体験」と腹を立てない楽しさ その2
大学の学部は京王線の幡ヶ谷、新宿駅のJRなどへの連絡改札を出ると、京王百貨店の入り口になる。そのころ、そこに公衆の赤電話が所狭しというほどにズラリと並んでいたものだ。044から始まる自宅に電話して母と話していると、息せき切って走って来たおばちゃんが隣の電話に飛びつくや、「もしもし○○かい、母ちゃん...【続きを読む】
「貴重な体験」と腹を立てない楽しさ(1)
2015年5月11日11時30分、都営地下鉄M線のH駅のH診療所に診察券を出した後、待合室の人数からして90分は待つなと判断した私は、昼食がてら14日の句会の選の出来そうな店を探しに外へ出た。勝手知ったる街に、思いがけずに小綺麗なイタリア風レストランを発見した。
窓際に二人掛けの小テーブルが七...【続きを読む】
「ソース顔男」の嘆き節
ある句会の題に「薄い」が出題された。団扇の第一発想は【伊達の薄着】続いて【薄い人情・薄い唇・薄い髪】
滅多に使わない手法だが、たまたま開いていたPCで「薄い」を検索して、「塩顔イケメン」なる新語?を発見。「ソース顔・醤油顔」は、相当過去の流行語?になったらしい。
最近、団扇の所属する「東京の縁...【続きを読む】
「世にも可笑しな物語」4月11日石岡にて
上野発8時30分発の勝田行き特急列車は全席指定のガーラガラ。主力部隊は柏駅集合だから、集合時間のはるか前の団扇とは乗り合わせる気遣いはない。石岡のホームに降り立つと、石岡の「雌雄の鐘」の伝説絵巻のような大看板が並ぶ。改札口と反対方向に歩みながらじっくり見学してから改札を出る。
朝食を摂らずに来た...【続きを読む】
江畑 哲男さんの「孫の句」考について
江畑 哲男さんの「孫の句」考に触発されて団扇もひとこと。哲男さんの論考についての直接の感想ではないので、コメント欄ではなくて、団扇ブログに発表します。
「親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴」というように、なにも川柳に限らず「手前味噌」は聞き辛いものとは、昔から相場が決まっています。手前味噌の最たるもの...【続きを読む】
坂牧春妙さんを悼む(遅蒔き乍ら)
ユーモア川柳の達人、坂牧春妙さんをご存知の方で、亡くなられたことをお話しすると、大層驚かれる人が多いことに気付きました。そういう方々のために、少し、長くなりますが、団扇から春妙さんへの礼状を公開いたします。
「春妙のユーモア句集」Ⅱにご返事さしあげます。川柳、特にユーモア川柳は「ああ、そうそうと...【続きを読む】
袖振り合うも多生の縁 ふれあい句会も22回
神奈川県川崎市立玉川(ぎょくせん)中学校の入学式。1962年(昭和37年)4月のことである。AからGまでの7クラス、およそ350人の大所帯(団塊の世代)新入生に島田陽子という同姓同名がいて、クラス発表の掲示物でひと悶着があって、しかも、一方の担任が、やっぱり島田陽子さんだったりして。そんなことを、...【続きを読む】
触れてはならないほうのお噺
「スクラムを組む」と表現すると、仲間内の友好関係や団結を指すのに、「腕を組む・手を組む」と表現すると、必ずしもそうでないのは面白い。
琴線に触れれば良いが、逆鱗に触れたらことである。
かつて、実際に身近で見聞した事件について、ご紹介する。
① 女子高生(JKなどという表現は断じて団扇は拒む)が...【続きを読む】
団扇の脱線ばなし 弥生朔日
団扇と脱線と語呂が似ていることに気付いた。 団扇転覆 なんちゃって。
中指の使い道を想い出した。ジャムの蓋を開けて、ちょいとお味見、人差し指でも良いが、中指も悪くない。実際そうしたような記憶もある。作業にあたって、「さてどの指を使用したものか」などと思案したりしないものだから、自然に選択して...【続きを読む】
「こっつんこ」の脱線その二
不必要な接触や接近を厭うのが、動物の本能であるのならば、意図的な接触や接近には、それ以上の能動的な意味ないしは価値があるわけだ。
今回は、手指の接近または接触についての団扇的こころなのだ。手指にはみんな呼び名がついている。
親 thumb
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