
タヌキとカラスどう読むだろうこの掲示
大抵は抜けられません抜けられる
〈この先抜けられません〉という掲示があると、通られると迷惑な人が書いたと理解できます。きっと抜けられるだろうと、それでも遠慮しいしいトライすると、案の定通り抜けられました。ずっと以前にさらにずっとずっと以前に体験したことを詠んだ句です。
× 右折通り抜け困難
そ...【続きを読む】

獺祭とヤンキースタジアム
「獺祭」が匂うヤンキースタジアム 宮本 次男
こんな句に出会いました。N句会で披露して「どんな意味だと思いますか?」と問いかけましたが、みなさん首を傾げるばかりでした。「ビールいかがですか?」は球場に似合って風景ですが、「獺祭を」をチビチビやりながら観戦していたファンがいるのかなと想像してみました...【続きを読む】

人生は自己紹介の繰り返し
川柳成増吟社で次回の題が「自己紹介」という紹介された後の二次会で、旧作品の〈人生は自己紹介の繰り返し〉を披露して、旧作ですから次回に投句しないけれども、これに尽きますねと話しました。
どんな集まりでも「自己紹介」をさせられるのが嫌だから行きたくないという人に出会います。恥ずかしがり屋で、お喋り...【続きを読む】

メエばあと壺のおはなし
母よし子は長野県赤穂(あかほ)の生まれです。旧姓は大口、地元では下屋敷(しもなしき)の屋号で親しまれた、比較的豊かな農家の末から二番目の娘として生まれました。長男は農業高校の教師、次男は夭折、長女は大西組に嫁いで旅の渡世人と「お控えなすって」と沙汰を交わす大姉御、次女は川崎市の木工所に嫁ぎ、大きな...【続きを読む】