落語・漫才・漫談・講談・浪曲・短編小説・・etc スマホの動画は以前にもお薦めしました。子守歌代わりですから画像を見ません。寝入ってしまったら、翌日続きが楽しめます。朗読の場合は、作品を楽しむと同時に「朗読」の手腕?も比較して楽しめます。総ルビの作品は兎も角、漢字の読み方にも興味が湧きます。昨夜は山本周五郎の武家物でした。三千石の武家の4四男坊で兄からも兄嫁からも虐げられている男の物語です。朝の空腹に耐えきれずに台所を覗くと、下女たちが熱い飯と熱い汁で朝食を摂っています。後回しにされた食事の膳に着くと、なんと冷や飯と冷えた汁です。これから、ひと波乱ふた波乱が続きますがハッピーエンドがお決まりですから、安心して聞き続けました。ところが演者が「冷飯」をなんと「れいはん」と発音したのです。「ひやめしぐい」は冷遇を象徴する言葉です。こんな例にたびたび出会います。「あらさがし」が目的ではありませんから終いまで聞きましたが、小さなこだわりは忘れそうにありません。12月は4日から26日まで10ほど句会がありますが、題は「今年のニュースから」のオンパレです。没句をストックするにしても、気の重いことです。流行語大賞は「ふてほど」ふてくさるのもほどほどにして、今晩も3句ほど。