
銭湯の体重計に乗ります 後ろから 坊や増えたかいと 声が掛かります 単位は貫目です
成人男性でも 体重が増えるのが 健康の目安だった時代です 健康よりも見た目を気にする女性 そんな誤った風習も 横行していました 子ども心に 男風呂は多めに 女風呂は少なめに 調節してあるに違いない と推理して ひとり満悦していました

豚肉を買う単位も 匁 でした 店名は玉山 カジンキちゃんと呼ばれる 若い男性店員がおばちゃんの人気者 客から見える計りの目盛り でした 銭湯に肉屋 父さんの経師職 尺貫法の時代です 肉の玉山はレストランも経営していました 食事に入店したことはありません 鍋を持って行くと カレーを小売りしてくれました 暮らしのレベルの異なる人々が 共存できる町でした
中肉中背中くらいに持てる 懐かしい一句です 退院して50㎏を切った妻殿 団扇の63kgも 近年の最低新記録です アキヒコの入浴後の目方も 小数点以下も 記録しています

気安いぞ笑いかけるな同じ服 量販店がオープンした頃の 作品でしたでしょうか

水流す音がなかなか聞こえない 毎日新聞で 服の句を選んでくれた選者が 週刊誌でも選んでくれました コメントは切ないですね でした 句会に参加し始める前の思い出です
どうかしました? 間違えました 御免なさい 人生で一度だけ(大袈裟な)の失態 でした
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