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川柳成増吟社で久々の「折句」の出題がありました。出題者は永井天晴さん、本名の「き・よ・し」がお題です。川柳家は日常柳名で呼び合いますから、本名は忘れても不都合がありません。ところが、団扇は「ひ・ろ・し」と勘違いして、早々と投句して、間違いを指摘されました。1,ヒットゼロ六甲おろし自暴自棄2、ヒッパレーロックンロールジタバーグ3,美女に美酒ロシア民謡終電車 「折句」の面白さは制約がきついのに、「題材」は自由ということに尽きます。詠んだことさえ歴史?に残らない句の供養として発表?しました。例会は明日ですから、「き・よ・し」の改作は公表できません。

 今日は「北新宿句会」に出向き、先ほど帰宅しました。お題は「道」でした。予想通り、道の駅・道祖神・いつか来た道の句が並びましたが、詠み方は様々でした。字結びは道楽・道後・道明寺だけでした。 団扇の軸は〈落ちぬよう楽しみながら励む道〉   道楽と道落、噺家さんのネタです。来月のお題は本日の天賞の柳名にしました。天賞は「み・ち・お」さんでした。

 さて、明日の成増の「折句」です。上の「き」は気が7,「君」が3,中の「良・よ」が11,「夜」が6、「酔」が6、下の「し」は新が5,下が2,死が2、深が2でした。自由吟同様にありとあらゆるテーマが詠まれているのに、共通の箍が嵌っている面白さです。これは偶然の面白さですが、どんなお題にも顔を出す「猫」が一句もなかったのはニタリです。「折句」独特の緊張感が「猫」を排除したのでしょうか。

 

 

 

 

 



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