
☝ こんな連載が始まりました。氏の近著に『十七字の戦争ー川柳誌から見た 太平洋戦争と庶民の暮らし』(かもがわ出版)があります。

☝ 東京新聞の夕刊です。

☝ 1月16日で、8回目になりました。横長の記事の中央に、戦時中のポスターが配されていて、川柳に縁遠い方の視覚にも訴える好企画だと思います。
たむら・よしひこ氏は1941生まれです。映像では判読しにくいと思いますので、序の部分を、書き写します。
新春早々、怖い話で失礼します。防衛予算が空前の額になり、集団的自衛権で戦争に向かう気配も出て、あの太平洋戦争開戦時の雰囲気を思わせている。戦争により悲惨な状況に追い込まれるのはわれわれ巷の人。イスラム世界の難民がそれを暗示している。
* 紹介されている川柳作品は『川柳きやり』と『番傘』からの引用です。1~8に紹介された100句近い作品から、いくつか紹介いたします。
快哉を心に叫びラジオ聞く 秋祭り神酒所も瀬戸の供え餅
売ってやる売って頂く列にいる 軒下も増産といふ芽が伸びる
童話本にも配給という活字 まゝ事も配給切符で買いに来る
売り切れの札しるこ屋へ陽が高い 気前よく羊羹切って出す落語
飛行機の型で飛んでく女の児 配給もお供物程を笑ひ慣れ
音盤へ国土に育つ竹の針 食欲は五月の白い雲にまで
高架からみた大阪は蔓の街 南瓜で今年は簾要らぬ夏
母ちゃんの分は母ちゃん食べなさい 争いの夫婦どちらも腹が減り
東京新聞有難う、田村 義彦さん有難う。かもがわ出版に注文の電話いれました。
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「飛行機の型で飛んでく女の子」・・・原っぱや路地裏でかくれんぼや三角ベースで子どもたちが集まってくる時、女の子だって飛行機のよう手を斜めに広げて集まったり帰ったりした。そんな様子が記録映画などでも見た。「川柳誌から見た太平洋戦争と庶民の暮らし」早速、この本を図書館で借りようと思いました・・・。たまたま2月例会のとき、睦悟朗さんから帆波さんや団扇さんのブログとコメントの話がでた。早速開く。私はPCの不具合があったり、忙しさにかまけて、ご無沙汰していた・・・。