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「人生いつも始発駅」という名言を残した方の葬儀に参加したあと、東上野の都都逸しぐれに参加した。どうも、川柳とは勝手が違ってなかなか抜けないのだが、「職」の題で

どうすりゃいいのさシングルマザー職は非正規子は待機

で地を頂戴した。一般的に「時事ネタ」はあまりうけないし、都都逸らしい?つくりでないらしい。選者は評価してくれたのだが、周囲は無反応に近かった。

さて、その帰り道の都営三田線のドアにこんな一文を発見した

見ないフリ夕方の窓に映る私   これは川柳だろうか?作者または仲介者は川柳として公表しているから川柳だと思う。団扇でなくても、日常で作句している者ならば

日暮れの窓に映る私は見ないフリ   と筆を入れたくなるだろう。

それは兎も角として、表現の内容はとても良いと思う。室内は明るく、外は闇また闇、メトロのドアは上質のブラックフェイスミラー、しかも昼夜を問わずである。朝の通勤では、化粧の乗りを確かめるのにうってつけのドアが、夕べの退勤時には疲れ切った顔を否応なく映し出す嫌味なドアに変身するのである。いやいや、ドアはそのまま、変身したのは、私の方なのだが。

川柳は一大ブームを迎えていると思う。様々な種類の作家?の周囲に幾百千万の読者の存在を感じる。「これは駄目、あれは駄目」のタブーを並べ立てて、「タブーを削ぎ取ったのが川柳である」という主張には同意できない。しっかりとした川柳観を持つと同時に柔軟な包容力が求められるであろう。

今朝の東京新聞の一面トップは、オバマ大統領の広島訪問が決定したという記事。ふと団扇の昔の一句が思い浮かんだ。

ナガサキでヒロシマ歌うさだまさし

この句を抜いてくれたのは、東京番傘の中島和子さんだったと思う。記憶違いだったらごめんなさい。

さて、本日は川崎市の武蔵溝の口で、高校時代の陸上競技部の友人たちと一杯飲む予定である。その成り行き次第で新横浜から最終で新大阪に向かうか、または新横浜で一泊して翌朝始発で向かうか。川柳展望社の大会に参加する。

 

 

 



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