団扇の母校は、神奈川県川崎市中原区、玉川(ぎょくせん)中学校。1964年(昭和39年)の卒業です。いまでも、クラスだけで一泊旅行ができるクラスです。
担任は今年で米寿を迎える男性の英語科の教諭です。川崎北部に奥様と二人暮らしですが、毎年故郷の館山市の別荘に出掛けます。故郷に縁の深い青木繁の、「海の幸」誕生の家「小谷家住宅」保存にも力を注いでいる方です。団扇も保存会の会員です。
☝ 青木繁 海の幸
☝ 小谷家 保存の後、まだ大規模な補修が必要です。
台風15号が来襲した日、先生は単身で館山の大神宮にいらしたのでは、気掛かりで奥様に電話を入れると果たして、音信不通とのこと。知人の車で向かうとの緊迫した状況でした。翌日は、玉川中学の同期会、団扇は乾杯の挨拶の予定でした。
☝ 東京新聞 9月20日 朝刊より 対策が後手の政府は 組閣にかまけていた。
ご挨拶の前にご報告があります。昨夜まで消息が知れなかった、館山のY先生のケータイから、連絡がありました。「よう、ウエタケか、心配かけたようだな、オレは無傷だ!」場合によってはとんでもない報告になるところでした。先生は、間もなく米寿を迎えられます。
これからが、御挨拶です。中国の杜甫さんが、「人生七十年、古来稀なり」と言ってから、およそ1500年、少しも稀でなくなりました。それでも、そこはそれなりの覚悟も必要ですね。
古希の朝バリアに二度も蹴躓く
老々介護の入り口に立つ誕生日
会場に笑い声が響いてホッとしました。古稀・喜寿・八十路・米寿などと、詠み込んだ句にいやというほど出会います。「老い」を嘆いた体裁でも、笑い飛ばす句にしたいものです。 乾杯!!
多忙とはいえ、随分と間が空いてしまいました。パスワードを思い出すのにひと汗。