道の駅で見つけた小さな植木は
私たちを呼んでいたのです待っていたのです
以前罪もないのに切られてしまったサザンカに
ごめんなさいしながら白い侘助と帰ってきました
プラのポットのままでは可哀想と言いながら
それよりもやることがあるとボンネットを開けています
色々外して見せてくれたものはなんだかわかりますか
室内への空気取り入れ口なんだそうですオープンカーなのに
さあ綺麗にしたから試運転って
ほんとに私のために手に入れたクルマかしら
私は単なるダシなんだと言う疑問符
それでも行き先は私のため?
私に似てなんて美人さんなんでしょう
どの子も会うたびに大きく立派になっていく
寒さなんか少しも感じないほど高くなる胸の熱
いいのいいのおばあちゃんだからそれでいいの
風の子で無くなってから半世紀 めぐみ