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「川柳作家ベストコレクション 勢藤潤」シリーズ(85)

写真の句、川柳マガジン誌今月号の新家完司先生の「名句を味わう理論と鑑賞」に取り上げて頂き光栄です。写真は富山県の生家の前を流れる小矢部川。生家はこの川沿いにありますが、美しい桜並木に隠れて見えません。十数年前に母を亡くしましたが、翌日の朝、川沿いの道を歩いていて自然に浮かんできた一句です。川は私の心中を知る由もなく、何事も無かったように流れていました。母の葬儀の際、喪主の挨拶の中でこの句を紹介させて頂きました。先月は妹を亡くし生家に帰りましたが、桜は数輪を残し花を落としていました。年に一度は墓参りを兼ねて帰ってみたい美しい古里です。

母が逝く 川の流れはそのままに   潤

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