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おそらく20年ほど前に 展望の句会場で 頂戴した句集です 74mm×130mmサイズで 67頁に397句が 収められて います その時に貼った付箋が そのまま残っています

島根県 掛合町出身 一九四六年九月二十七日生まれ O型 天秤座の 記述以外には なんの経歴も書いてありませんし 前書きも後書きもありません このイラストが後書きとも 理解できます

巻頭の一句を含めて 23句を紹介します あの阿呆がそう言うたかと嬉しがり 銭カネやないと貧乏人が言う ええ石を使こてと句評誉められる もう終わりそうなお経に来て座る ライバルの絵馬をこっそり裏返す めしとだけ書いた暖簾で三代目 赤い羽根ニワトリさんの形見分け 吊ると言う字をそのままに蛸を干す 三歳と出す指先に手間がいり 寝て一畳その半分の墓地を買う セメントは乾かず犬は字が読めぬ パソコンをこなせる嫁の無洗米 税務署で首吊る真似をして帰る 玄関を開けろ玄関から電話 二杯目はタマゴ抜きでと酒せびり 結局は落とした人が踏む画鋲 口開けて喉にも見せる大花火 九人目は敵から借りる草野球 親指は個室に入れる足袋の先 鶏に聞かせたくないタマゴの値 治ったとなかなか言わぬ歯医者さん 天国とトイレだんだん近くなる 悔しくも蟹とじゃんけんして負ける 鼻ピアス牛も時々付けている 白滝の方が糸コンより美人

 

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