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「川柳作家ベストコレクション 勢藤潤」シリーズ(10)

昨日は太田市で「太平記の里全国川柳大会」。昔は全日本、国民文化祭に次ぐ大会だったらしいのですが、現在は地方の一大会のように扱われています。参加者は107名、合点で18位とまずまずの成績でした。

最初の課題は「音」、写真の句はある誌上大会で上位に頂いた句です。遠花火は光と音の速度の違いで音が後で届きます。そのことがなんとも情緒があるのです。時には亡き母の声のように聞こえる時もあります。

大会で抜けたのは、

「音」  古代史を知っていそうな砂の音    五客

「奥」  生き方の奥義にもある多様性

「炭」  贅沢なサンマ備長炭が好き

「美」  やせ我慢ひとつの美学かもしれぬ   五客

「師」  先生は昔神様だったはず

「火」  終章も恋の火種を抱いている

「楽」  楽そうに生きて最後も安楽死

この大会の一番優秀な句は毎年句碑になる栄誉を与えられる。そこでこの大会ではどうしても句碑に相応しい品の良い句が選ばれる傾向がある。幣ももっと他人の心を打つような上品な句を心掛けねばなるまい。

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