団扇の秀句鑑賞⑪
☝ 羽交い締め
☝ 羽交い
痛きほど母の羽交いの嬉しこと
「美しいこと美しいこと」という題の前句付で出された句です。互選では点が入りませんでしたが、その日の選者は採りました。団扇は、辞書も引かずに「羽交い」を「羽交い締め」と解釈したので採れませんでした。
【羽交い締め】背後...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑩
☝ 上野広小路鈴本演芸場
本牧を出て藪そばへ夜長かな
木枯らしやまた僧に逢う谷中みち
本牧は「本牧亭」のことです。「民俗芸能を守る会」という鑑賞団体?がありまして、「暇も御足」も不如意でしたが「本牧」へは通った時代があります。この作者は「新内」で著名な方で、このブログでもちょいと前に紹介いたし...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑨
☝ 実のなる樹の多い町に住んでいます
烟草の火つけるとたんにバスがくる
チェインスモーカーって呼ぶんだそうですな。そこまで行かなくても、気が付くとタバコを吸っているなんて方がよくありますな。あたしの親父なんてのも、電車を降りる前に、タバコとライターを手に持って待機してまして、降りた途端に火を点...【続きを読む】
川柳を考え詰めの師走
☝尾藤三柳師ご遺影
わが面をさいごに残す面つくり
宿題は朱雀洞から、朱→紅、雀、洞→穴、の三題でした。雀で西潟賢一郎師に一句抜いて頂いて良い記念になりました。
啼く訳を誰も雀に尋ねない
こどもの頃から聞き覚えていた歌詞を、文字で確かめたことがなかった団扇は「や...【続きを読む】
川柳莚は暖かな一日でした。
☝ 尾藤三柳師を偲ぶ川柳莚にて
川柳莚噂供養に花が咲く
2016年12月4日、上野精養軒で「尾藤三柳師追悼川柳莚」が厳かに賑々しく開催されました。全国からおよそ100名のみなさんが参加されました。団扇も10月25日のお通夜と川柳莚に参加させていただいて大変に幸せでございま...【続きを読む】
なんであれチョイと気になる後日談
☝ 月刊川柳マガジン2016年11月号通巻186号
川柳マガジンクラブ東京句会は、この12月で121回を迎えます。同句会は、例会が全国大会にぶつかったりした場合、遠慮して番外句会として「陰祭り」にしていますので、実際の回数はもっと数えます。
9月句会は、帆波さんの洒落で宿題「落語」を丸山芳夫と植竹...【続きを読む】
取り敢えず津波心配ありません
☝ 板橋区高島平団地の紅葉の風景
☝ 楓の紅葉の落葉と七味唐辛子
楓紅葉の予報までする気象庁
台風情報・地震情報・津波情報、梅雨入り宣言・梅雨明け宣言と多忙な気象庁。楓の紅葉の予報までするとは、団扇この歳まで知らずにおりました。新河岸のテニスコートの帰りに「銚子丸」なる回転寿司に立ち寄るための近...【続きを読む】
絵葉書の正しい使いかたについて
☝ 日なたぼっこ 昭和28年 川上四郎
☝ おしくらまんじゅう 昭和33年 川上四郎
新潟県のある方からの投句が素敵な絵葉書で届きました。葉書で多いのが、年賀状や暑中見舞いの余ったり書き損じた葉書です。郵便局で新しい葉書や切手に交換して貰うと、手数料5円が掛かりますので、賢い利用法ですね。(交換...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑧
☝ 池袋の「ふくろう」 渋谷犬池袋鳥待ち合わせ
飛行機の事故はめったにあるのです
江畑哲夫さんが作者探しをしてらして、たむらあきこさんが回答なさったようです。ブログの👆👇を行ったり来たりしましたが、発見できませんでした。昨日コロンビアで大事故があって、またこ...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑦
☝ みつき会(第三月曜カラオケクラブ)の手土産
夜店へ向いて百円玉のまっしぐら
「〇〇〇〇のなんとか的こころ」と叫ぶラジオの長寿番組がありました。その方の句です。落とさないように、百円玉ひとつを掌に汗と一緒にしっかりと握りしめて、夜店に向かう。カーバイドが匂って来ますね。幼い日の心浮き立つ思...【続きを読む】
身近になった手塚治虫
☝ 2016年11月28日(日)東京新聞夕刊
「手塚治虫が長野・上田の出だって、夕刊に出てましたよ」「えっ、違うでしょ。ほら、あそこじゃない」「そうそう、あそこだくらいは知ってるよ」「えーと、あそこ、あそこ」なんてやり取りがあって、ようやく「宝塚」が出て来ました。「いやいや、治虫のルーツですよ」
...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑥ これも俳句ですが。
☝ たたき売り 口上が身上。
☝ 桜 サクラ さくら
お遍路が一列に行く虹の中
亡くなる二年前の作品、落語家の入船亭扇橋さんを師とするある句会に所属していました。お遍路の長い列の先を見つめている作者です。この方のシリーズは上野か浅草で観ることに決めていました。有楽町で観るとどうも・・・・・・。...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞⑤ これは俳句ですが。
☝ 木魚と蚊のイラストです。落語が大好きな文豪です。
叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
蚊が季語で「切れ字のかな」で止めた俳句です。一茶に負けないユーモア句ですね。蚊は昼寝中だったのでしょう。文豪は発見者、蚊は被害者、木魚を叩いた和尚は気が付いたのか?確信犯なのか?寺棲み(そんな言葉があるかいな)の「...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞④
☝ あまりにも有名な句です。作者のヒント、人物と鳥のイラスト。
貧しさもあまりの果ては笑ひ合ひ
南こうせつの「神田川」も好きですが、「赤ちょうちん」も良いですね。屋台でおでんをたくさん買って、「月に一度の贅沢」と言って「お酒もちょっぴり飲んだ」ふたりですね。そんな二人は、仕事のない日は「キャベ...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞③
☝ 森まゆみ著 長生きも芸のうち 新内の岡本文弥さん
持ち時間少なし本は選びたし
仕事先の美容師さんに「ブラブラしている弟に、家の隣で貸本屋を開かせたんで贔屓にしてやって」と頼まれた親父に「駄菓子屋の代わりに本を借りて読め」と勧められて、団扇の貸本屋通いが始まりました。ついでにいやいや始めた〈...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞 番外編
☝ 東京美術館 ゴッホとゴーギャン展
ぼくが行くまでゴッホゴーギャン待ってくりょ
雪の具合でどうしようと思案していたテニス(屋外)を断ったら、午前のスケジュールがぽっかり空いて、そうだ「ゴッホとゴーギャン展」に行こうと思い立ちました。団扇よりもいくらか絵心のある妻を誘うと「なんの異論のあるもの...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞②
☝ 煽て畚(おだてもっこ)という言葉があります。もともとは、おだては畚とは形の異なる運搬用具ということですが・・・・・・。
あの阿呆がそういうたかと嬉しがり
目の前の相手からの直接の誉め言葉より、他者の誉め言葉を伝聞として聞いた方が、より嬉しく感じるものです。「奴の腕はホンマものだ」とか、「奴に...【続きを読む】
団扇の秀句鑑賞 ①
☝ 鶴瓶と釣瓶 この節は鶴瓶の方が断然有名?
ある川柳仲間に「選と評と鑑賞は違うよね」と軽く問いかけましたら「そら、ちゃいます」と軽く応えて貰えました。どう違うのかを論じるつもりはありませんが、「心の構え」が違うと団扇的に表現して置きます。古今の秀句に触れて「どなたの作かしら」と興味をそそられるの...【続きを読む】
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