
武蔵大学に永田浩三教授の退官記念の最終講義を聞きに行きました。武蔵大学は長男の出身大学です。「ゼミの武蔵」で名を馳せた同大学ですが、NHKその他で活躍されてから武蔵に招かれた永田氏は、16年間勤められ70歳の退官で、長男とは擦れ違いでした。近著に 原爆と俳句 大月書店があります。最初に紹介された作品は 母唱う経の声背に逃げ去りぬ でした。作者は日本被団協の顧問で4年前に亡くなられた 岩佐幹三 さんです。 あの日の朝、岩佐少年は炎に包まれる家の前で立ちすくんでいた。母は倒れた家の下敷きになり、はりから顔を出し・額から血を流していた。「母さん、なんとか動いて!」「肩を押さえている物があるから動けんのよ」(略)「母さん、ごめん。僕もアメリカの軍艦に体当たりして、後からいくけえね」母を置いて逃げた。後ろから母が般若心経を唱える声が聞こえた・・・・」 永田浩三の原爆と俳句 の第8章は 原爆と川柳 です。 原爆と川柳 がメインになる 次の著作を」期待しています。
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