
TVのニュースで 4,5畳というアナウンスを聞きました 初めて聞いた気がして 妻殿に尋ねると 首を傾げながら 普通は四畳半って 言うわよね と返事でした 三畳・四畳半・六畳・八畳 の表記も浮かびますが 3・6・8の表記に倣えば 4,5になっても不思議はありません

父の経師職と 畳職は いつも隣り合わせで 畳の数と並べ方は 幼い時から 心に焼き付いていました 畳の寸法も 江戸間と京間では異なることも知っていました 中間に中京間もあることは 調べて初めて知りました その寸法が メートル法で表記されているのをみて これは当然だろうと思いました 鉋と鑿と小刀の研ぎは 自分でやる父でしたが 胴付きの鋸の目立てのお使いは団扇でした 職人さんの目立ての手作業を間近で見ながら あさりの存在と役割も教わりました

畳は 経師職の父からも 茶道の母からも 自然に重なり合って 五感に沁みついています 映像と映像と匂いと 他人がどう表現しようと 団扇は四畳半と 表現し続けるでしょう
学生時代 三畳一間に下宿する友人がいました トイレは共有 押し入れもありません 三畳に突き出した地袋があって そこから引っ張り出した布団を三畳いっぱいに敷いて 地袋の下に膝から下を滑り込ませて眠っていました 渋谷区西ヶ原 家賃は一畳あたり1000円でした 地袋に馴染みの薄い方は 天袋と並べてお調べください 経師職は五寸釘は使いません 一寸五分の釘の長さと太さと頭の形は 指先が記憶しています 尺貫法と永六輔さん 団扇には特別に深い思い出です

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