毎年この時期になると押し入れからある手芸品を出し、虫干しする。
金沢に住んだ家内の祖母が趣味で作っていた「加賀押絵」、縮緬の端切れに真綿を入れたもので屏風、掛け軸、小箱、短冊、絵画などを作った作品だ。祖母は沢山作ったらしいが、欲しいという人に気軽に渡していたそうで、残っている作品は100点ほど。一人娘の家内が受け継ぎ、後世に残そうと保管している。以前は雛飾りを終えた雛壇に並べ虫干しをしていた。今は小さい娘もいないので雛壇だけを出し、虫干しをしている。
毎年、見たいという人が訪ねてくる。北陸・金沢はお茶やお花などお稽古ごとが盛んな街だが、もうこんな風流な趣味を持っている人はいないであろう。しっかりと保存管理して後世に伝えたい。
手に取れば昔を語る加賀押絵 潤
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