川柳成増吟社で「風」という題が出た。凩(こがらし)、颪(おろし)、凪(なぎ)はすべて国字である。風に似た国字はもう一つあって凧(たこ)である。
互選の中で、「風の部首はなにか」と問われて、門構えみたいな形だから風構えとでも言うのかと思ったがそういう名の構えは無かった」とだけ答えた。あとで調べたら風そのものが部首らしい。
蜊(あさり)鰯(いわし)鮖(かじか)鯑(かずのこ)鱚(きす)鱇(こう)鯒(こち)鮴(ごり)鯱(しゃち)鱈(たら)鯲(どじょう)鯰(なまず)鰰(はたはた)、それに魚に冬と書いて(このしろ)はすべて国字で、寿司屋の茶碗は国字のオンパレードというわけだ。
中国以外で漢字を使用している国にも国字があるというから、興味のある方はどうぞお調べのほどを。因みに日本の国字は1500ほどあるらしいが、新作はあるのかどうかも面白そうだ。
ついでに、中国で外来語を漢字表記する場合の例や、マレーシアで英語とは違うアルファベット表記をする例など、旅をすると色々な発見があって楽しい。
ところで「題」の出し方について、①「風・字結び可」②「風・字結び不可」③「風」とあった場合③は①と解釈すべきか、②と解釈すべきかという問題意識がある。②と解釈するのが無難であることに疑いはないのだが、団扇なら②か③の出題のしかたをしたいと思う。わざわざ①と表現することはないと思う。
選者が抜いてくれたもう一句は
発電をする気などない風見鶏
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「風」という一文字の課題の場合、大きく「WIND」から外れることはないと思いますのでわざわざ「字結び可」としなくてもいいような気がしますが、中には「風呂」「風味」「風邪」などのように本来の「風」とは違う意味の字組みが存在しますから、やはり「字結び可」もしくは「不可」と明記すべきかと思います。
はい、そうですね。出題者にふたつのタイプがあって、「可と書かないときは不可」という方と、「不可と書かない限り可」がありますよね。出題は選者がするとは限らないので(そうでないことが多い)、選者・投句者が自由に判断するということになりますね。
披講の前に「字結びは取りませんでした」と言う選者がありますが、あれは参加者の興味を削ぎますから、「取った句」で表現すればよいことでしょう。団扇は「不可」とない限り、選も投句も「可」と解釈しています。「字結び」を没にされても腹をたてませんし、「字結び」を取って抗議されたこともありません。