「川柳作家ベストコレクション 勢藤潤」シリーズ(3)
私の最終学歴は川柳とは何の関係もない、金沢大学工学部工業化学科修士課程卒。これからは石油化学の時代だと入社後も化学の研究に勤しむ毎日だった。化学は大好きだったし、色で言えば藍色のイメージだった。しかし、新しい化学物質を作るということは後年、生物にとって生体ホルモンを攪乱しているという大きな問題を突きつけられた。罪滅ぼしに「日本環境倶楽部」という団体にも入ったが細やかな抵抗でした。
現在は退職し理科系から文科系に衣替え、しかし経済発展ばかりを志向する現代人の未来には大きな危惧を抱いている。我々の生きた世代だけが繁栄を享受したのかもしれない。
写真はインサイドパッセージでのクルーズ船の航跡。インサイドパッセージはカナダのバンクーバーからアラスカのスキャグウエイまでの1600kmを繋ぐ島々に囲まれた比較的穏やかな航路。
藍色が好きで化学が好きでした 潤
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潤さん こんにちは。「川柳作家ベストコレクション」をいただきました。ありがとうございます。研究者の目線の多彩な句の中から私が特に響き合った句を書き上げさせて頂きます。
学ばせていただきます。ありがとうございます。
●潤氏の句
癌告知若さは武器になりにくい
研究も傍目八目言いたがる
足音を消すと転んでばかりいる
大胆になれぬ男で怪我がない
どんな夢見たのか蝶が脱皮する
魂を盗んでいったすきま風
お互いに会わない方がいい予感
ご一緒に居たい信号変わるまで
真っ直ぐに生きた証しの傷の数
太陽を回る地球もワタクシも
覚えるのはやめた忘れるのが怖い
歳月が変えた顔にも自負があり
よく聞けば楽しそうだね内輪もめ
道なりに歩みストレス溜まらない
悪知恵湧いたら少し頂戴ね ほか
茂男さま
過分なお言葉ありがとうございます。
私としては、故郷の句や父母の句が好きです。
茂男さまからもご著書が届き楽しませて頂いています。
200人の作家同士で物々交換が楽しめるのでしょうか…。