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  しかし、四歳の長男は、痩せこけていて、まだ立てない。言葉はアアとかダアとか言うきりで一語も話せず、また人の言葉を聞きわける事もできない。這って歩いていて、ウンコもオシッコも教えない。それでいて、ごはんは実にたくさん食べる。けれども、いつも痩せて小さく、髪の毛も薄く、少しも成長しない。・・・・母はときどき、この子を固く抱きしめる。父はしばしば発作的に、この子を抱いて川に飛び込み死んでしまいたく思う。  太宰治の「桜桃」の一節である。太宰の作品はすべて読んでいたつもりなのに、記憶がない。忘れたのか、読んでいないのか定かでない。太田治子さんは妻の親友の友人と昔から聞かされていた。津島佑子さんも有名過ぎる。しかし、津島正樹さんを知る人は少ないだろう。ダウン症で15歳で肺炎で早世している。太宰や芥川を読みふける中高時代の団扇を心配した父母であったが、「好きだけれどはっきり違うから大丈夫」と答えた団扇と太宰に、こんな共通点があったと教えてくれたのは、スマホの朗読である。窪田等さんの朗読の動画を推薦する。とりあえず新見南吉あたりがお勧め。

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