生える場所違えて無駄と呼ばれる毛
【無駄毛・▷徒毛】美容や化粧の邪魔になる、顔・えり足・足などの毛。「-を剃(そ)る」 実に不名誉で気の毒な呼び名だと思う。体毛の役割をあれこれ語る気はないが、猿の子が母親の腹に抱かれて移動するときに、三点にぶらさがるための体毛の名残が腋毛と陰毛というのは説得力がある気がする。髪の毛の形や部分の呼び名などについては、大いに語るべき事が多過ぎるから割愛する。胸毛を「男の紋章」と誇っているN氏は、中学生の頃「女の子も胸毛が生えるの」と聞いた思い出が有るらしいが、これも割愛。車内に植毛と脱毛の広告が並ぶ面白さも割愛。脱毛より植毛の方が高価である道理についても省略。
となると、話題は「ひげ」に落ち着く。
髭(くちひげ)moustache 鬚 (あごひげ)whiskers 髯(ほおひげ)beard
その昔「うちの女房にゃヒゲがある」なんて歌があったが、あのヒゲは髭か鬚か髯かという話もややこしくなるから止しにするが、「ぱぴぷぺぱぴぷぺぱぴぷぺぽ」の歌詞は気に入って大声で歌って母に咎められた記憶は懐かしい。
ところで、【揉み上げ】は髪の毛が耳の前に細くはえさがった部分とあるから、ヒゲではなくて髪の毛であるのだが、髭・鬚・髯との境界はどこで引くのであろうか。毛深い方の体毛Aと体毛Bの境界線も興味深い。あっ、突如思い出した。頭と額の境界を、生え際と呼ぶか抜け際と呼ぶかは重要な課題であるが、実は髪のあるなしでなく、抓める部分が額、抓めない部分が頭であるというのは余談。
生え際を抜け際などと呼ぶなかれ
さて、ようやく本題のヒゲ。団扇はヒゲが濃くて強い。ヒゲを剃るという作業は実に面倒くさい。髭や鬚は少々怠っても「余程忙しいのだろう」と大目に見て貰えるのだが、髯はどうにも無精たらしく見られる。
電動の剃刀は十分に深剃りができないし、電池のものは途中で髯を挟んだまま停止する危惧がある。それに、まめに洗浄するのに不快な匂いが発生する。T字型の剃刀は、三枚刃五枚刃となると、替え刃の価格も馬鹿にならない。団扇の入浴の主目的は、湯船で十分にヒゲを蒸してから剃ることなのである。
最後に、ながながと無駄話を書いた動機。そういう面倒な作業をしてもらえる床屋さん(この用語は使わない方が良いのは承知してますが)。人にヒゲを剃って貰うのは、とても気持ちの良いもの。気持ちの良い部分、ナンバー2は瞼、ナンバー1は耳朶。この部分のヒゲはなんと呼ぶんだろう。
こんな馬鹿なことをながながと書き連ねて団扇は暇だなと思われているだろうな。
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