にやにやにやける
私が所属する下野川柳会の例会(投句の部)で、先月「にやける」という課題が出た。担当する選者が送られてきた句箋を自宅で読みながらいざ選を始めると、「にやにや」と混同した句ばかりであった。これに呆れてしまい、途中で選をすることを放棄して句箋の束をそっくり編集部に送り返してきた。本来の意味での「にやける...【続きを読む】
筋肉について
小学校の頃から体育は得意な方ではなかった。中学に入学すると、卓球部に入って部活を頑張っていたが、結局レギュラーになれなかった。俗に運動神経が鈍いタイプなのである。特に瞬発力が駄目で、野球やサッカーなどの球技が苦手だった。
大学1年の体育の授業でボディビル(ウェイトトレーニング)を選択し、筋肉をつ...【続きを読む】
充てん期限
家庭用プロパンガスのボンベには必ず「充てん期限」が記されている。
ある日、我が家のガスボンベの充てん期限の日付が該当する期限を過ぎていることに気がついた。点検のミスか? やばいこと(爆発?)が起きたらどうしよう、などと考えてしまった。
そして偶々点検があった日に、「これ、期限が過ぎているけど大...【続きを読む】
師事する
「師事する」、この言葉は変な言い回しだなあと大学生の頃からずっと思っていた。
「師事」の意味は、「生涯の師として教えを受けること」(新明解国語辞典第五版/三省堂)であるが、「師事する」となると能動的である。「する」は他動詞であり、動作や行為の意味が含まれているが、「師事」はそもそも教えてもらう訳...【続きを読む】
鼠径ヘルニア
今でもはっきり憶えているのだが、平成24年の春、風呂上がりに左脚の付け根に変な膨らみを感じた。痛みは全くないので、少し気になったがそのままにしておいた。何か悪性のものだったら、進行してさらに症状が出るだろうと放っておいたのである。
それから2年間、付け根を触るたびに出たり引っ込んだりしていたのを...【続きを読む】
日本が沈没したら…
小松左京原作の映画「日本沈没」を観たのは高校生の頃だったと思う。当時としては最高の特撮を駆使して作り上げられたのではないかと思う。50年近く前のことなので、物語の記憶はほとんど残っていない。ただ観終えた感想として、もし自分が生きている間に万が一にでもそんな恐ろしいことが起きたら、日本を脱出しようと...【続きを読む】
単品大盛主義について
学生時代の曖昧な記憶で大変恐縮だが、ある文学者が何かのエッセイで、特定のある食べ物(料理)が本当に好きならば、それだけを飽きずに食べまくるのがグルメなのだというようなことを書いていて、なるほどそうかと思い、それがずうっと私の頭の隅に残っている。
和食でも洋食でも豪華な料理はいろいろなメニューが出...【続きを読む】
前略おふくろ様の桜井センリ
大学を5年間在籍し、もう少し留年したかったという思いを諦めて出席する卒業式は、少し遅刻した所為か会場に入れなかった。すでに満員だったのである。入口であぶれていたら、同じように留年していた哲学専攻の同級生が何人かそこにたむろしていた。式に出るのは無理だったけど、その後の卒業証書授与はどこかの教室でや...【続きを読む】
コロナかれ主義
雨の降っていない昼下がりは近くを散歩しているが、川沿いに地域住民の交流センターがあってそこの横をいつも通っている。入浴施設、カラオケが楽しめる部屋、囲碁・将棋ができる広間などがある。ここは低地にあるため、5年前の集中豪雨で床上浸水となり、昨年の台風でも同様の被害に遭った。
いずれも復旧するには半...【続きを読む】
丼プリンについて
前回の続きのような話しになるが、昼夜逆転の生活していると、読書にも飽きてきて真夜中に暇ができて退屈になる。当時の東京も眠らない街(赤羽に住んでいた)だったので、通りを散歩したり(怖いところもあったのでそれは用心しながら避けた)、ラーメン屋の食べ歩きなどをした。ラーメン屋は、夕方開店して営業し明け方...【続きを読む】
持山々禁止
今から40年近く前、大学の文学部に5年間在籍した。5年目は卒論だけを残していただけだったので学校へあまり通う必要はなかった。いわゆる自主留年である。家庭教師のおいしいアルバイトをやっていたので、親からの仕送りがなくてもそこそこに生活できていた。
とにかく時間だけはたっぷりあった。1日に6時間は読...【続きを読む】
世の中と桜
以前、ある雑誌に「てにをは」(助詞)の使い方について、おもしろい記事が載っていたので紹介することとしたい。
次の二句の俳句(江戸中期の俳人 大島蓼太(おおしまりょうた)の作)を読んで、詠み込まれた桜の情景の違いを感じとるという問題である。
世の中は三日見ぬ間に桜かな
世の中は三日見ぬ間の...【続きを読む】
太極拳の効用
太極拳をやり始めて3年になる。
以前は、こんな動きの鈍いもののどこがスポーツ(武術)なのかと思っていた。年寄が健康のために毎朝する運動ぐらいの認識しかなかった。
定年退職して暇になったのでまず飛びついたもの、これが太極拳である。地元の公民館でやっている集まりに何となく惹かれて入会し、週1回2時...【続きを読む】
辞書をひく
中学校から英語の授業が始まったが、英単語を調べるのに一々辞書をひくことがものすごく面倒くさいと思った。ひく前に人に訊いた方が手っ取り早い、なんでこんなものがあるのかと思っていたのである。
高校3年生になっていよいよ受験勉強が本格的に始まった時、一つの決意をした。英和辞典のみならず、国語辞典や古語...【続きを読む】
馬から落馬して何が悪いの?
馬から落馬する。これは重言と言い、国語の授業では誤った言い方と習った覚えがある。
短詩型文芸においては、限られた音数で詠まなければならないという制約から、無駄な表現は言葉が被ったもの、諄いものとして嫌われている。重言などはもってのほかの措辞となる。
しかし世の中の日本語の言い回しは重言や重言的...【続きを読む】
先生が嫌い!
小学校5年生の時にいじめに遭った。それも担任の先生からである。詳しいことは省くが、私の母親と教育方針が合わなかったからである。教育方針といっても大したことではない。私の母親は、小学校時代は学力より体力(健康)、勉強は中学からでも間に合うという考え方を持っていて、春の家庭訪問でそれを担任の先生に話し...【続きを読む】
本物にこだわらない
以前、衣食住にあまり興味がないことを告白したが、そういう人間であるから本物にもこだわらないところがある。
本物にこだわるというのはブランド志向ということでもあると思うが、私は贋作でもいいではないかと思う時がある。もちろん知的財産権の侵害に当たるような違法行為はいけないが、いわゆるニセモノやそのパ...【続きを読む】
無知の知
「無知の知」という言葉がある。ソクラテスの哲学を学ぶと必ず出てくる考え方である。
「知らないということを知る」大切さを説いたものである。大辞林(第三版・三省堂)には「真の知に至る出発点は無知を自覚することにある、とするソクラテスの考え方」と記されている。詳しいことはうまく説明できないが、インター...【続きを読む】
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