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 大学5年の時、卒論だけを残してあとはやることがないので、かねがね興味があったラテン語を勉強しようと「初級ラテン語」の授業科目を選択した。曖昧な記憶だが、たしか随意科目とか言って卒業要件となる単位数には含められないオマケの科目だった。
 どうでもいい科目だけど、以前からどうしても単位を取りたいと思っていたのである。だいたいどんな授業かも事前に承知していた。
 さて4月の新学期になっていよいよ授業に出席してみると、数十人が座っていて大学院生も結構受講していたと思う。講師の先生が言うには、段々減って行って学年末の修了する頃には数人ぐらいしか残っていないんだよね、などと面白おかしく話していた。それならばなおさら食いついて行こうと覚悟した。
 ところが出鼻を挫かれた。今でもはっきり憶えているのだが、教科書に指定されたのが300ページくらいあるテキストだったのである。それまでは100数十ページ程度のものを使っていたと承知していたので、いささか怯んでしまった。それでも頑張った。何とか食らい付いていた。しかし、夏休みを挟んで9月頃にはダウンしてしまった。予習、復習をあまりやっていなかったので授業にほとんど追いついていけないくなったのである。教室を見回せば、4月の頃の半分以下の学生しか出席していない。先生の言うとおりだった。素直に諦めた。成績証明書に優ではなくても「初級ラテン語」の単位取得が記されていれば、密かな誇りになっていたはずなのだが。
 でも英語やフランス語、イタリア語、スペイン語などはラテン語由来の言葉がたくさんある。ラテン語を少し齧っただけだが、今でもそれはいくらかだが役立っている。
 今更ながらの話しだが、齧るだけだったらギリシャ語やロシア語も少しはやっておいた方がよかったと少し後悔している。



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