トランシルバニア地方の
Ibarakiken というところには
語り継がれている伝説があります
いつの晩のことか月の様子をうかがいながら
筑波山の方から大きな影が夜の空を横切って来るのです
見た人の話ではコウモリの形だったと
そして降り立つと既にその影はなく
近くにはおみやげをたくさん積んだ大きな車が
まるで何かの売り出しのように大げさに人寄せをしているのだそうです

ある日のこと
いつものフェラーリレッドの愛車を駆って
テレパシーで聞こえた時間と場所へ・・・
そこにはセクシーでハンサムなバンパイヤがいて
気の遠くなるほどこの体を抱きしめられ
若さあふれる真っ赤な血を訳が分からなくなるほど吸われてしまいます
永遠の若さを保つための神聖な儀式に私をなげだしてしまうつもりです
何にしたって AB ってバンパイヤにとっても究極のメニューでしょう?
200でも 400でも よろしかったらリットル単位でも
「吸えるだけすって欲しい」と
もう心はめろめろとろとろです
気を失なってしまいそうになる頃に
「終わりですよ」って
なぁ〜んだちっとも儀式なんかじゃない
洗剤とレモン紅茶とリポビタンと救急絆創膏
バナナにチョコレートにビスケット
何度もお礼を言われているのはヘンな気分
もらったものは “永遠の命” ではありませんでした
一体なんだろう?
後から検査結果が来るバンパイヤって・・・
帰り道は何だかいい気持ち
古い血無くなってさっぱり
また若返ってしまいました
64回吸われたからすっかり
入れ替わってしまっている私です
ドラキュラがABOに恋をする めぐみ
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