「こんにちは初めてお目にかかりますどうぞよろしくお願いします。」
「こちらこそお会いしたいと日頃より思ってましたどうぞこちらへ。」
初めて会う人と挨拶を交わして、お話をする機会はけっして多くはありませんから、ドキドキします、恥ずかしいとも感じます。でも、とてもお行儀良く、優しそうな言葉つきで、にこやかに近付いて来られたら、疑心暗鬼も何処へやら。
装い、身のこなし、お辞儀の仕方、個性的ではあっても大人としての形は崩れていない。そんな人には私もすぐに同調します、感化されます。分かり合えると信じて心を開く準備をします。
もちろん小さな子どもが突然飛びついて来たのならこの限りではありません。しかし、見た目がテレビドラマの嫌われ役のような感じだったり、無理して大人のような話し方をする人には、腰ばかりか心まで引けてしまいます。只の挨拶だけにしても、例えば独りよがりの自慢話にしても、きちんとしてくれた方が聞く耳を持つというものでしょう。
いつものように、普通に、誰もが使う易しい言葉で、そしてちょっとキザに話しかけてみませんか。誰かの心に迫りたい時には、決められた形式が言いたいことの全てを邪魔したり束縛したりすることはありません。あえて言えば、形を整えるということが最高の武器になると思います。整えられた形は洗練された伝達様式。美しく、効果的に人の中心に迫る力を持っています。もしこれを外れるならば、受け取る側の知識や経験の程度によって理解や共感が違って来てしまうことになるでしょう。定型は芸術にも、生活の中にもたくさん存在していると思います。
果たして川柳は・・・
とりあえず五七五で考える めぐみ
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渡辺柳山_こころの調べ_ISBN978-4-8237-1444-3.webp)





