
「椰子の実」 作詞:島崎藤村 作曲:田中寅二
名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ 故郷の岸を 離れて 汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき) 旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる 枝はなお 影をやなせる われもまた 渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ 実をとりて 胸にあつれば 新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい) 海の日の 沈むを見れば 激(たぎ)り落つ 異郷(いきょう)の涙 思いやる 八重(やえ)の汐々(しおじお) いずれの日にか 国に帰らん 夕べの子守歌は 島崎藤村 でした 〈しまざきふじむら〉とんだ人がいた は笑い話ですが…・ 『ある女の生涯』は聞き応えがありました (1時間47分23秒) 『初恋』の まだあげ初めし前髪の 〈少女はいくつぐらいかな〉と妻殿に教えを乞いました 『伸び支度』では女性にとっての初潮の意味合いを改めて教えられました 『椰子の実』に話を戻します 藤村の詩の背景には 日本民俗学の柳田國男との会話があったことを知りました 流れ寄った「椰子の実」は 藤村にとっては〈旅人〉ですが 國男にとっては 日本人のルーツにまで遡るようです 波に幾月を幾年と記憶していた団扇と妻殿で 意味もよく解らないままに歌っていましたが 子どもに意味の解説などしないのが〈日本的な教育手法〉なのだと改めて思いました ①解説しても解る筈がない ②取り合えず暗記させる ③将来解れば儲けも④解らなければそれまで 『椰子の実』の想いを喜寿を前にして ようやく分かりかけた団扇でした 玄関のしめ飾りを片付けて一区切り 今晩は成増吟社兼題は『のぼる』です
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