
小さい花にくちづけをしたら 小さい声で僕に言ったよ 小父さんあなたは優しい人ね 私を摘んでお家につれてって 私はあなたのお部屋の中で 一生懸命咲いて 慰めてあげるわ どうせ短い私の命 小父さん見てて終わるまで 可愛い花を僕は摘んで 部屋の机に飾っておいた 毎日僕は急いで家に 帰って花とお話をした 小さいままで可愛いままで 或る朝花は散っていったよ 約束通り僕は見ていた 花の生命が終わるまで 約束通り 僕は見ていた 花の命の終わるまで 伊藤きよ子・森山良子・八代亜紀・天地真理・島田祐子・畠田理恵・石田良枝など多くの歌手に歌われました。女性歌手が歌うと〈小さな花の声〉ですが、植木等や浜口庫之助が歌うと〈小父さんの声〉に聞こえます。

〈薔薇〉と聞けば、誰でもが〈薔薇の花〉を思い浮かべることが出来ます。〈薔薇の花〉を目の前にすれば、誰でもが〈薔薇〉と判断できます。〈薔薇が咲いた〉と〈小さい花〉の違いを思います。花も猫も名付けるのは人で、花も猫も自分から名乗ったりはしません。伊藤きよ子が歌ったのは1969年ですから、団扇は二十歳で〈小父さん〉には程遠い年齢です。浜口庫之助は1917年(大正6年)生まれで、団扇の父と同い年で、1969年には52歳です。しかし、作品の創作意欲の源泉は、戦時中のジャワ島での経験が元だと伝えられています。台湾から満州へと転戦した父の、最初の赴任地は東南アジアでした。

この花は、11月26日の〈駒込学園100周年〉の記念に頂いた花です。今朝で11日を経過しました。まだ枯れる気配がありません。なにか特殊な仕掛け?があるようです。早く帰宅して話しかけることも、水遣りもしていません。花の名にも寿命にも知識のない団扇です。〈花とお爺さん〉は歌にし難いようです。大学の体育史研究室での一コマです。卒業論文制作中の中間報告会で「大仰なタイトル」をつけた学生に対して、「大論文のようなタイトルは遠慮して、○○に関する一考察くらいにしなさい」という助言がありました。その後、〈一考察〉が大流行しました。
Loading...
















































